警察戦士ポリスニンジャー -10- (ページ19)

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。゜+゜。+ Mission30-小田の理想のヒーロー- +。゜+゜。ページ19

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小田「はぁ…。これから、どうしたらいいんだろうね？」

稲葉「ポリスニンジャーの心を探す…。それを見つけないと、ニコニコスタイルを復活させられないなんて…」

久保「ていうか、忍魂忍魂さんは？」

海琉「本部でお留守番だよ。キーホルダーになる力も残ってないみたいで…」

小田「そこまで、パワーが失われてるの！？」

稲葉「重症だったんだね…」

海琉「不安だけど、やるしかないよね。放課後に、本部でまたみんなと話そうよ」

稲葉「そうだね…」

小田「…」

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夕方

公園前の歩道

小田「はぁ…。本当、どうすればいいのかな…？大好きなヒーローに自分もなれた。でも…敵は強くなるし、ラスボスまで出て来て、トウマ司令長と忍魂忍魂さんは動けない状況…。今の僕に…何が出来るんだろう？」

「おい、ふざけんなよ！！」

小田「！？」

公園から、怒鳴り声が聞こえてくる

小田「な、何…？ケンカ…？」

公園を覗くと、言い合いをしている2人がいる

浩大「別に、ふざけてなんかないし」

龍「お前、バレエをなめてんのかよ！！」

浩大「俺を誰だと思ってんだよ？ダンサーとして活動してる俺なら、バレエなんて楽勝だって」

龍「俺たちが、今までどんな想いで稽古してきたと思ってんだよ！生半可な気持ちで参加するなよ！！」

浩大「俺はいつだって本気だけど？ていうか、主役も出来ないお前に言われる筋合いなんて無いんだけど」

龍「このっ…！！」

小田「あっ…あの！！ケンカは、やめてくださいっ…！！」

2人「あ…」

龍「やべー…」

浩大「だから、言っただろ…。公園で練習したくないって…」

小田「れ、練習…？」

龍の手には、台本が握られている

小田「あっ…」

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近くのベンチに座る3人

小田「すいませんでした！！演技の練習だと思わなくて…」

龍「いいんだよ。誤解させちゃった俺たちが悪いし」

浩大「しかも、言い合いのシーンだったからなおさらな…」

小田「何かに出演するんですか？」

龍「ドラマだよ。来年の1月クールの放送なんだけど、もう撮影しているんだ」

小田「ドラマ！？」

龍「バレエを題材にしたドラマで、俺が所属しているバレエ楽団の協力で撮影が行われているの。海外で活動している、有名なバレエダンサーさんも出演しているんだ。そんな大きな企画に、まだ入団2年目の俺も出演出来るなんて…本当に光栄なんだ」

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