魔法少年☆大戦 -3- 。゜+ Jr. +゜。

。゜+゜。+ Fight81 +。゜+゜。 ページ8

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2年前





アン『海斗…。いよいよ魔法少年として活動することになるわ』

宮近『やっとか…。何で今なんだよ…』

アン『まぁ…今だからこそ、良い経験ができるんじゃない？』

宮近『どういうことだよ…』





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街




妖魔『ギャアアアァァ！！』

宮近『はあぁ！！』




妖魔に切りかかる宮近




妖魔『ギャアッ…』

宮近『神より授けられし聖なる力よ！悪を打ち砕く力となれ！』





妖魔に向かって飛び込む宮近





宮近『必殺…！ミッドナイト・ライラック・ストーム！！』

妖魔『ギャアアァァ…』



妖魔が消滅する









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アン「魔法少年になっても、強さは衰えなかった。もの凄いスピードで、彼はAランクになったの」

松倉「じゃあ…もう今のランクのまま1年くらい経ってるってこと？」

アン「そうね。海斗は…半年くらいでAランクになったかしら？」

松田「早すぎでしょ…」

顕嵐「でも…玄樹も半年くらいでAランクになれるんじゃない？」

岸「そうだよ。約3ヶ月でBまで上がったんだから」

岩橋「そう…かな？」

アン「ただ…海斗と玄樹の違うこと…。それは『仲間の存在』よ。玄樹は今まで…こんなにたくさんの仲間に支えられて、ここまでランクアップしてきた。でも…海斗はずっと1人…」

岩橋「あっ…」

アン「そして…あの子の初めての挫折……。それが…Aランクになったばかりの頃…」







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1年半前




妖魔『ギャアアアァァッ！』

宮近『何でだよ…！何で倒せないんだ…』

妖魔『ギャアァァ！』

アン『海斗！逃げるわよ！』

宮近『っ…』







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宮近『何で……俺は…Aランクになれたはずじゃ…』

アン『あのタイプの妖魔に…1人で挑めるはず無いわ。いくら強い海斗でも…倒せない』

宮近『っ…』





涙を流す宮近





宮近『俺に……倒せない敵がいるなんてっ…。俺は……負け無しじゃなかったのか…！？』

アン『海斗…』

宮近『仲間を求めるなんて……そんな弱い事はしたくない…。仲間を求める者は弱い…』

アン『…』

宮近『くぅっ……負けたなんて…認めたくないっ…。嫌だ……俺は…』

アン『認めなさい…海斗…。これが…ずっと1人で戦うことを考えてた罰なのよ…』

宮近『うぅっ……うわああぁぁぁぁぁ…！』





泣き崩れる宮近







アン『海斗…』







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