魔法少年☆大戦 -3- 。゜+ Jr. +゜。

。゜+゜。+ Fight102 +。゜+゜。 ページ29

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岩橋「神宮寺…？何してるの…？」

神宮寺「お前こそ…学校は？」

岩橋「今日は…ちょっと……用事があったから休んだ…」

神宮寺「そっか…」

岩橋「……どうしたの？」

神宮寺「…この際、玄樹には伝える……」

岩橋「へ？」

神宮寺「ちょっと…いいか？」






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公園



岩橋「寒いっ…」

神宮寺「この異常な寒さは妖魔が原因だ…」

岩橋「そうなの？」

神宮寺「でも…その妖魔を操ってるのは……俺なんだ…」

岩橋「えっ…」

神宮寺「前に言っただろ？『何でもできる』って…。妖魔を操ることなんて…今の俺には難しいことじゃない…」

岩橋「…」

神宮寺「こうやって…玄樹と話せるのは最後かもしれない……。だから、しっかり話したいんだ」

岩橋「どういうこと？」

神宮寺「闇堕ちしてるからって…ずっとそういう状態になってるわけじゃない。ふと正気に戻る時だってある…。今は正気に戻ってる状態なんだ」

ラヴィ「だから…闇堕ちの気配を感じ取れないんだ…」

岩橋「でも…それが最後かもって…」

神宮寺「もう…俺は限界なんだ…。お前も分かってるんだろ？俺の闇堕ちの力が異常になってること…」

岩橋「…」

神宮寺「これ以上…闇堕ちの力を取り込めば……本当に俺は俺じゃなくなる…。もう正気に戻ることは無くなってしまう…」

ラヴィ「でも…勇太はあの依り代に操られてるだけじゃ…」

神宮寺「バディはもう……完全に堕ちてる」

岩橋「え…！？」

神宮寺「バディは…憑りつかれた妖魔と一体化している可能性が高い…。そうなれば…バディを倒すしか、俺を闇堕ちから救う方法は無くなる…」

ラヴィ「そんなことしたら……勇太は二度と魔法少年になれなくなる…！」

神宮寺「分かってる…。でも…これ以上被害を出さないためにも……」

岩橋「…」

神宮寺「玄樹…お前しか頼れない…。俺が…自分を見失う前に……」

岩橋「神宮寺…」







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