魔法少年☆大戦 -3- 。゜+ Jr. +゜。

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診察室



医師「結果が出ました。岩橋さん……あなたは、『非結核性抗酸菌症(ひけっかくせいこうさんきんしょう)』です」

岩橋「え…？」

医師「結核と病名にはありますが、結核とは違いヒトからヒトへの感染はありません。なので、今まで通りの生活ができます」

岩橋「良かった…」

医師「ただ……病気の進行は緩やかなのですが、抗結核薬が有効ではありません…。なので…重症化しやすい場合があります」

岩橋「薬が…効かない…？じゃあ…」

医師「専用の薬を4剤を同時に使用していただきますが……効果はあまり無いかもしれません。結核とは違い、長期で薬を飲み続けなければならないのと、副作用が心配されます。岩橋さんはお若いですし…抵抗力もあるので、そこまで心配しなくても大丈夫だとは思いますが…」

岩橋「…」

医師「結核療養所を受診することを薦めます。その方が…安心して治療に臨めると思いますので…」

岩橋「分かりました…」








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病院を出る岩橋



ラヴィ「玄樹……無理はしなくていいよ。顕嵐たちに説明して…」

岩橋「お願いっ……みんなには言わないで…！」

ラヴィ「でもっ…」

岩橋「迷惑をかけたくない！！病気だったって言えば……『治療に専念しろ』とか『戦うな』って言われる…。それは…嫌だ…」

ラヴィ「玄樹…」

岩橋「今ここで…俺が離脱したら……神宮寺を助けるのは誰？あの状況の神宮寺を助けられるのは……」

ラヴィ「だけど…そんな無理をしたら、どうなるか分かんないよ？最悪…死んじゃうよ？」

岩橋「重症化するのは覚悟してる…。でも……神宮寺を助けずに終わるのは嫌だ！！」

ラヴィ「…」

岩橋「お願い……わがままだけど…」

ラヴィ「…分かったよ。みんなには内緒にする」

岩橋「ラヴィ…」

ラヴィ「でも…無理だけはしないでね？ちゃんと治療もするんだよ？」

岩橋「うん…。絶対に治すから…」





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