魔法少年☆大戦 -3- 。゜+ Jr. +゜。

。゜+゜。+ Fight84 +。゜+゜。 ページ11

.



岸「宮近ーーーーーーーーーーー！！！」

神宮寺「！！」





鎖がちぎれる





神宮寺「ちっ…」

顕嵐「宮近！！」






鎖から解放された宮近を抱える顕嵐






岸「ギリギリセーフだったな…」

岩橋「神宮寺…」

神宮寺「…」

岩橋「…岸くんと顕嵐は、宮近をお願い。俺が神宮寺の相手をする…」

顕嵐「おい…お前風邪ひいてるのに…」

岩橋「はぁ！！」






神宮寺と交戦を始める岩橋






顕嵐「聞けよ！！」

岸「ダメだありゃ…」

宮近「うぅっ…」

岸「宮近…お前っ…」

宮近「俺……バカだな…。こんなに…なるまで……自分がやってることが無謀だって分かってなかったなんて…」

顕嵐「そんなこと…。宮近は1人で頑張りすぎただけだって…」

宮近「あいつの言う通りなんだ…。俺は1人を選んで…仲間を作ることを避けてた……。強くなることだけを考えて…生きてた……」

岸「宮近…」

宮近「羨ましいよ……玄樹が…。こんなに頼もしい仲間に囲まれて…ランクアップしていく姿が……本当に羨ましい…」

顕嵐「…」

宮近「俺は…Aランク……。でも……本当に俺は…Aランクでいいのか…？これは本当に…Aランクの強さなのか…？」

岸「…良いんだよ……お前はそれで…」

宮近「え…？」

岸「最初は…ミステリアスで何考えてるのか分かんねえ奴だって思ったよ…。でも…お前の強さは本物だ…！さすが宮近家の次期当主だなって思ったよ…」

宮近「…」

顕嵐「宮近が集めてるデータ…。最初は宮近がパートナーを探すために集めたものだったけど…今では俺らにも役立ってる。絶対に…俺には出来ないことだよ」

宮近「何で…知って……」

岸「アンから聞いた。お前…最初から俺をパートナーにするつもりだったんだろ？」

宮近「！！」

岸「ならば最初から素直に『パートナーになってほしい』って言えよ…。俺だって…頼まれれば組もうって思ってたんだからな？」

宮近「岸くん…！」

顕嵐「宮近…。もう1人じゃないんだぞ？」

岸「もっと俺らを頼ってくれ…。俺らも…支えるから」

宮近「…ありがとう……。これが…仲間と一緒に…戦うってことの本当の意味なんだな…」

岸「やっと…素直になったな」

顕嵐「これで一安心」






.

。゜+゜。+ Fight85 +。゜+゜。→←。゜+゜。+ Fight83 +。゜+゜。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す