。゜+゜。+ Mission28-心を1つに！ニコニコスタイル誕生！- +。゜+゜。 ページ34
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久保「うわ！これって、本物の忍者の道具…！？」
手裏剣や刀など、忍者が使用する道具が保管されている
忍太郎「それは、祖父の家にあったレプリカだ。処分されそうになったが、拙者が引き取ったでござる」
飛翔「処分されそうになった…！？」
忍太郎「先ほども言ったように、時代が変わればいろいろあるでござる。忍者が活躍していた時代は、もう100年以上前のこと。忍者という存在は、架空の存在になりつつあるでござる…」
稲葉「まぁ、確かに…」
忍太郎「むしろ、拙者は嬉しいでござる。君たちのような、若い子たちに受け入れてもらえてることが…信じられないくらいでござる」
小田「だって、忍者ってかっこいいじゃないですか！昔のヒーローみたいです！！」
忍太郎「ヒーローか…。確かに、忍者は江戸時代や戦国時代のヒーローかもしれないでござるな」
誰かのお腹が鳴る
瀧「ん？」
海琉「ごめんなさい、僕です…」
忍太郎「お腹空いたでござるか？なら、軽食だが用意するでござるよ」
飛翔「良いんですか？」
稲葉「時間的にも、お昼時だね」
忍太郎「少し待っているでござる」
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数分後…
忍太郎「拙者が唯一、客人に提供できる軽食でござる。具は何も無い、塩むすびでござる！」
久保「ちょーーシンプルな、おにぎり…」
瀧「でも、こういうのが美味しいんだよね」
6人「いただきまーす！」
おにぎりを食べる6人
久保「美味ーい！！」
小田「ちょうどいい、塩加減…！」
忍太郎「喜んでもらえて良かったでござる」
海琉「…なんか、ほっとしちゃった」
稲葉「え？」
海琉「ずっと不安だったから…。どうしたらいいか分からなくて、昨日の夜もあまりご飯食べれなかったし…」
忍太郎「何かあったでござるか？」
瀧「詳しくは話せないんですけど…。いろいろあって…」
飛翔「今まで順調だったのに、突然大きな壁にぶつかってしまって…という感じです」
忍太郎「なるほど…。まぁ、君たちくらいの年齢の子なら…大きな壁にぶつかるのも大事なことでござる」
小田「忍太郎さんは、僕たちくらいの頃から忍者になりたかったんですか？」
忍太郎「拙者は、小学生の頃から忍者に憧れていたでござる。忍者に興味を持つきっかけは、祖父の影響だった。自分の先祖が忍者一家だったと聞き、自分に忍者の血が流れていると知ったら…うずうずしたでござる。祖父も忍者の末裔であることを誇りに思っていて、あのレプリカを大事にしていた」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年9月25日 14時
