魔法戦士リトルパルファム-10- (ページ9)

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。゜+゜。+ Miracle30-ドキドキ！ララ先輩とデート！？- +。゜+゜。ページ9

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ララ「私は、小さい頃に両親を亡くしてて…。兄と2人でこれからどうしようかって時に、ある人に助けてもらったんや。その人に私たち兄妹は育てられて…兄は先に大人になったから、しばらく離れて暮らしてたんや。でも最近、急に体調を崩したみたいで…兄の面倒を看ることになったんや」

斗亜「ララ先輩…つらい思いをしてたんですね…」

ララ「まぁ、両親がいなくなった後はつらかった。でも、今は全然平気。兄は頼りなくて、部下たちにもいじられたりしてるみたいやけど…みんな兄が良い人やってことは分かってる」

斗亜「早くお兄さんが元気になると良いですね」

ララ「そうやね。斗亜くんは、兄弟はいるの？」

斗亜「はい！僕もお兄ちゃんがいるんです。たまにケンカしますけど…基本的に仲良しですよ。一緒にドラマ見たりしますし」

ララ「仲良しなのは、えぇことやな」

シアターが暗くなる

斗亜「あ…」

ララ「始まるみたいやな。映画、楽しもうな」

斗亜「はい…！」

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2時間後…

シアター入場口付近

グラ「どうやら、ラストはここにいるっぽいな。さて、ちょうどえぇ欲望を持った人間は…」

浅香「ドリンクやポップコーンのゴミの回収はこちらでーす」

上映が終わったシアターから出てくる客に呼びかけをする浅香

浅香「あー…。こんなにポップコーンが残ってるやん…。食べきってないなら、持ち帰ってほしいで…。もったいないやん…」

陰から、様子を窺っているグラ

グラ「えぇ感じの人間の欲望、発見！」

浅香「まぁ、映画に集中してて食べきれないのは仕方ないか。もったいないけど破棄…」

グラ『食べ物を粗末にするのはアカンで。もったいないって思うなら、自分が食べてしまえばえぇやん』

浅香「え…！？」

浅香の前に姿を現すグラ

浅香「だ、誰ですか！？」

グラ「お前の欲望を材料にする！！」

透明な香水が入った小瓶に浅香の欲望が吸い込まれる

浅香「きゃああぁぁ…！」

香水の色が黒く変化する

グラ「これで、欲望の香水が完成や…！そのまま、お前の心を『暴食』で満たしたる！！」

紐がついた欲望の香水の瓶を浅香の首にかけると欲望の香水が吹き出し、パフュー魔になる

タベノコスナー「食べ残しを破棄するなんてもったいない！食べ残しは許さん！パフュー魔、『タベノコスナー』！！」

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