今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,952 hit
小|中|大
。 ページ18
だけど…
『…っわたし、海人のこと
忘れられなかったっ…』
『…っどんな思い出にも、っ海人がいてっ
っ海人でいっぱいで…
…っ消えて、くれなくてっ…』
「…うん。」
『…っ忘れてって、海人に言われたのにっ、
わたしっ…海人のことっ…』
「忘れないで…」
『…っえ?』
ジンくんは私の言葉を遮って
優しく私を包み込んでくれた。
「忘れないでいいよ…
ずっと大切にしてきたものを
簡単に忘れることなんてできないよ?」
あぁ、そっか、わたしは…
「だって、Aちゃんが海人くんと
過ごしてきたことは事実だもん
Aちゃんと海人くんが抱いた想いも…」
ジンくんならきっと…
「だから、簡単に忘れちゃだめだよ…」
私の欲しい言葉を…
「海人くんを…
忘れないで…」
くれるような気がしてたんだ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
83人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むぎ | 作成日時:2019年12月8日 9時