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69-you side- ページ19
-you side--------------
昨日の雨が嘘のように次の日には
澄みきった青空が顔を覗かせた。
夜になり、流星群を見に
前に見つけた私の知ってるなかで
１番星が綺麗に見える丘にやって来た。
『…綺麗。』
実家ほど綺麗には見えないけれど
それでもとても綺麗に輝いていた。
『ごめんね…』
星を見ると私の１番の友達だった
親友の顔を思い出す。
１番大切な人を私は傷つけた。
"星って書いて、あかりって言うの。
よろしくね？"
"大丈夫！私はAの見方だよ！"
"間違ったこと言ってないんだもん。
弱気にならないの！"
"素直なところがAの良いところでしょ？"
ずっと側にいてくれたのに…
"Aの事大好きだったよ。
だけどもう、友達には戻れない。"
"Aが自分の事守ったように
私も今ある幸せを守りたいの。"
"ごめんね…"
あんな顔させたかった訳じゃないのに…
謝るのは私の方なのに…
知らぬ間に涙が頬をつたっていた。
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作者名：むぎ | 作成日時：2019年8月29日 13時
