標的470 ページ30
ーお話を少し飛ばしますー
「目、覚めた?」
「!!」
ふと目が覚め、最初に飛び込んできてのは真っ白な天井だった。つんとくる消毒の香りでここが病院だと知ったところで声が聞こえる。ふと横を見るとそこにいたのはお姉ちゃんだった。
「お…ねえ…ちゃ……?」
「うん。ああ、無理して体を起こしちゃダメだよ。まだ傷口は塞がっていないんだから」
お姉ちゃんの言葉にわかったの意味を込めて頷くとお姉ちゃんはホッとした表情を浮かべた。
「戦いは…どうなりましたか?」
「……リボーンチームが勝ったみたいだよ。そしてアルコバレーノの呪いも解けた」
「解けた?……そう、ですか」
よかった。けどなんで呪いが解けたのだろう…っ?
不思議に首を傾げるとお姉ちゃんは説明してくれた。
曰く、とある人からの情報だとリボーンチームの勝利後、リボーン達に呪いをかけた本人チェッカーフェイスが現れたらしい。
そこから色々と話が進み、タルボが登場してタルボが生み出した装置でこの星の危機は免れ、そしてアルコバレーノの呪いが解けた……ということだ。
あまりにもこっぱ難しい話でイマイチ理解は出来ないが、これから先リボーン先生達が死なないということは今の説明から読み取れた。
安堵の表情を浮かべる私にお姉ちゃんはフッと笑みを浮かべた。
「まあ、これでしばらくは平和にな……」
ドガァン!!!
突如と響き渡る爆発音によりお姉ちゃんの声がかききえた。
「お、お姉ちゃん……?」
「……ふふっ」
恐る恐る声をかけるとお姉ちゃんはそれはそれは百合の花のように綺麗な笑みを浮かべた。だが何故だろう、幾度か見てきた笑顔が途轍もなく怖いと感じるのは。
「ちょっとここで待ってて、タマ。病院を壊した奴らにちょっとお灸を据わしてくる」
そうお姉ちゃんは言うと病室を飛び出していった。その後に聞こえるドゴッやドオンという爆音に思わず口角がひきつってしまったのは仕方のないことだと思う。
……お姉ちゃん、大丈夫かな……?
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