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標的468 ページ28

私達が駆けつけるとイェーガーがツナの背後をとっていた。慌ててクロームとフランが装置を使い、ツナの背後を守る。

「ボス!」

「つ、ツナ!!」

「ツナ君!!いったん離れて!!」

炎真が炎を重力を発動させるが、イェーガーにはなんの効力もないらしい。雑魚が!!と彼の姿がツナの背後からかききえた。

「まずい、そこへ行くぞ!!」

はっ、と気付いた時には肩から胸にかけて激痛が走った。意識が徐々に遠のく。

「っ、タマ!!!」

最後に聞こえたのは私の名を呼ぶお姉ちゃんの声だった。



《第三者視線》

「っ、タマ!!!」

血飛沫を上げ倒れるタマの名を叫ぶ風琳。慌てて駆け寄ろうとするが、ヒバリに名を呼ばれピタッと動きを止めた。

ヒバリはというと、自身のトンファーの後端からチェーンを伸ばし、イェーガーの攻撃を阻止する。通常のイェーガーならショートワープを使い避けていたはずなのだが、ショートワープを使わなかった。

「またワープしなかった!!」

「何か知ってんのかツナ!?説明しろ!!」

「復讐者達はバミューダに与えられた炎エネルギーを蓄えて戦っているんだ!!バミューダが頻繁にイェーガーの肩に乗るのは炎エネルギーを補給するためだ!!」

「!!」

「何と!!」

「スモールギアは休んでいても息が上がっていたんだ。ワープ後のイェーガーもだ。それは自分で炎を生成してないからだ」

バミューダが何度もイェーガーの肩に乗るのは恐らくショートワープに使う炎エネルギーが膨大なためだとツナは説明を締めくくった。

それにリボーンはなるほどなと納得する。

「それならすへてにつじつまが合うな」

「ということは虹の赤ん坊(アルコバレーノ)が復讐者になるということは自分の足で立つのではなくあくまでバミューダに生かされているだけなのだな!!」

「そんな…っ」

「まさに生ける屍じゃないか…」

「生きている限り奴の僕なんてヤダぜ!!」

「そこまでして生きようとは思わねーな」

リボーン達の言葉にイェーガーは「黙れ!!」と声を荒らげた。

「どの道手遅れさ」

イェーガーの肩にバミューダが乗ると相模の方から尾道が現れ、バミューダに向かってダメですと叫んだ。

「離れてください!!戦闘中のチームのアルコバレーノと言えど呪解していなければ部外者です!!以後の接触はエネルギー供給の協力行為とみなし禁止します!!

破れば反則負けです!!」

「了解した」

「もう充分炎エネルギーは補給したよ」

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作者名:小町&夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月6日 20時

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