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「今日もご馳走様の前に寝ちゃったね」

タマ達が修業を始めて3日が経ったある日の夜。京子達がお茶やコーヒーを淹れタマ達の座る席にやってきた。ご馳走様をする前に眠りこけるツナ達を見つめクスリと笑みを零す。

もちろん、その中には双子の妹であるタマも含まれていた。といってもツナ達とは違い、しっかりとご飯を食べ、ご馳走様をした後に、寝息を立て始めたわけだが。

「新しい修業が始まってたったの3日だというのに…体力がなさすぎやしませんかねぇ」

京子からお茶を受け取る桃花がひとりごちる。そんな彼女に静弥はオロオロとしながらも窘め、京子は苦笑する。

「と、桃花!」

「よほど疲れてるんだよ」

「獄寺さんは今日も一人だけ席離れてますし」

そう言って奥に座り寝息を立てている獄寺を見る京子達に、静弥や桃花もつられるようにそちらへと視線を向けた。傷の手当ては施されていないのか、生々しい擦り傷が目立つ。

怪我大丈夫かな。と京子は呟く。その表情はとても心配そうだ。そんな彼女にビアンキが口を開く。

「ほっときなさい。自分の修業の不甲斐無さを恥じているのよ」

「うまくいってねーのか?」

「ええ…1分間にやっと2匹…何よりあの子、やる気があんのかなのか……」

ビアンキの言葉にリボーンはふむとコーヒーを口に含む。するとガタっと音を立て獄寺が立ち上がった。どうやらいつのまにか起きたらしい。

「リボーンさんお先に休ませてもらいます。10代目にもよろしくお伝えください」

「あ、はい…わかりました」

「ああ」

「ハヤト兄、せっかく京子姉達がお茶……」

リボーンの返事を聞いた後、獄寺は食堂を後にした。彼の様子を見たビアンキがはあっとため息を吐く。その表情には呆れが滲んでいた。

「お前と獄寺は例の感もあるし水と油だとは思っていたがやはりこの修業のこの組み合わせは無理があったのかもな」

リボーンの一言にビアンキは軟弱なのよと呆れを含んだ声で言う。

「あの子のことは最後まで見させてください。先におフロいただきます」

「ああ」

リボーンの返事を聞くやビアンキも食堂を後にした。



 ***

「洗い物終了♪」

下げ止め式レバーを下げ水を止める京子は告げた。ダイニングテーブルに並んでいた食器は綺麗さっぱりとなくなっている。

「じゃあリボーン君!」

「ハル達もお風呂入ってきますね♪」

「ごくろーだったな。ツナ達はオレが起こすから任せとけ」

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作者名:小町&夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年8月20日 21時

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