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疾風165 ページ23

僕はタマの頭を優しく撫でた


風琳「言ったら怒る、じゃないよ。内緒にする方が1番人を怒らせる事だよ」

珠代「う…ごめんなさい……」

風琳「次から内緒は禁止。いいね?君達もだよ」

綱吉「お、オレ達も!?」

山本「か、会長さんに内緒にすると咬み殺されそうだな…」

風琳「正解だよ」


嬉々としてトンファーを見せると顔を青ざめ、頷く沢田綱吉達

で、謎の包帯男が獄寺隼人と分かり僕はチェルベッロが言ってた校舎が見える屋上に向かった。そこに恭がいるからね

屋上に着くと「皆殺しにすればいいのに」という声が聞こえて少しため息をついた


風琳「恭、そうしたら色々面倒だよ。それに眠たいのなら帰りなよ」

恭弥「ヤダ。……?霧…?」

風琳「珍しいね…まぁ、気にしないでおこう」


そう言いながら校舎を一瞥し、こっそり体育館の屋根上を見た

……気のせいなのかな?感じた事のある気配を感じたはずなんだけど…


恭弥「風琳、始まったよ」

風琳「!あぁ、ごめん。…へぇ、巨大スクリーンなんて気が利くね」

恭弥「……校舎が」

風琳「恭、チェルベッロとかいう草食動物が責任をもって直すって言ってたからムスッとした顔しない」

恭弥「……してない」

風琳「全く……」


スクリーンを見ると先手はロン毛の草食動物だった。横に剣を振ったが山本武はしゃがんで相手の後ろの方に移動していた…が、火薬を飛ばされていた

仕込み火薬、か。あんな武器がまだあるなんてね。イメトレなんてものをしていたから助かったらしいけど…

イメトレなんて宛にならないのに。ほら、ロン毛がさっきより早いスピードで背後に回って仕込み火薬撃たれてる…取られたかな?

そう思ってると見たことの無い煙の形が映った。…なにあれ、しかも竹刀だったのが刀になってる


風琳「……けど、あのロン毛少し嬉しそうだ」

恭弥「嬉しそう?」

風琳「うん、強敵を見つけた…とかじゃなくて昔見た事がある技を見せてくれたって感じかな?

跳ね馬からあのロン毛の事を聞いていたけど…もしかして、この勝負はどうなるのか分からないよ」


ロン毛の奴が山本武がやった型を知ってなければ全て初見殺しで済むけど……どうなんだろう

……まぁ、関係ない事だね。もし、殺されるっていうなら抵抗すればいい

失格とかで怖がっていたら草食動物達と同じだ。自分の番が回ってこないか分からないけど…早く終わってほしいよ

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作者名:小町&夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月4日 23時

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