疾風07 ページ9
心地良い春風が吹き飛んできた桜の花弁を手に取る
入学式の日からまだ数日しか経ってないからなのか騒いでる群れが見える
それに新入生相手に金を取ってる奴がいると報告があったから恭がそいつらを咬み殺しに行く予定
風琳「恭、そろそろ行く?」
恭弥「勿論、風琳は各教室に回ってルールを説明してきてね。あぁ、後草壁も連れて行って」
風琳「分かってるよ、自毛かどうか怪しい子が多いからね」
学ランを肩にかけなおしてから草壁に声をかけ教室に戻り自己紹介が終えたクラスに入った
風琳「邪魔するよ」
「せ、生徒会長!?」
風琳「うるさい、咬み殺されたいの?」
僕が来て、騒ぎ出す先生や新入生達に殺気を飛ばしながらトンファーを出し静かになったのを確認してから教卓の前に行き口を開いた
風琳「入学式でも言ったけど、入学おめでとう。今日はルールを説明するよ。草壁」
草壁「へい、風琳さん」
風琳「黒板に書いてもらうけど、僕から伝える。ここ並盛では僕生徒会長と風紀委員長がルールだ
一つ、3人以上で群れるな
一つ、部活動で並盛の恥にならない成績を収めろ
一つ、風紀を乱すな
このルールを守れば僕らは何もしない。勿論このルールは学校だけじゃない。外でも守ってよ。そして風紀を乱したと判断した瞬間…咬み殺す
見てないからやってやる…なんて思わないでね。いつでも風紀委員が見回ってこの町を守っているんだから」
ギロッと睨めば新入生達は顔を真っ青にしていた。さて……ずっと気になっていた
風琳「……そこの栗色の2人」
「「へ!?」」
風琳「君達の髪色は校則違反だ。自毛かどうか確認してもらう。草壁」
綱吉「(か、確認って…自毛なのに!?)」
珠代「(こ、怖い…)」
草壁「すみません、失礼します」
綱吉「は、はい!」
草壁が確認している間、名簿を見て名前を確認した。ふーん…沢田綱吉と沢田珠代…か
偶然かな?珠代って名前…まぁ、いいや
風琳「草壁、その小動物達は双子のようだ。片方が自毛だったらもう片方も自毛だから次行くよ」
草壁「わかりました、風琳さん」
教室を出て次の教室に向かい同じ事をした。全部終わり応接室で草壁が淹れた紅茶を飲みながら書類整理をし見回りに入った
生徒会長として、雲雀家の娘として、並盛の秩序は僕と恭が守らなければね…
はぁ、恭に癒されたい…沢田珠代でもいい…タマに似てるから
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