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疾風41 ページ43

風琳「じゃ、仕分けよろしくね」


そう言って僕は段ボール箱ごと机の上にドンッと置いた。ちなみに中に入ってる書類は全部学校と並盛町のだよ

……まぁ、学校のは損害賠償とかのばかりだけど…主に沢田綱吉達のせいで壊れたのばかり……


珠代「セツちゃん…次から簡単にOK出さないでください」

雪美「う、うん…ごめん……」

風琳「休憩とか勝手にしてもいいから2人でやってね。僕はまだ残ってる書類片付けるから」


椅子に座って横に置いてた書類を手に取った。チラッと2人を見ると小声で喋りながら手を動かしていた

…うん、やっぱりこの2人に頼むのが吉だね。これなら仕事が早く終わりそうだ


雪美「あれ、屋上のフェンス錆びてたんだ…」

風琳「あぁ、その件?たまたまトンファーが当たってね、そのまま外れて落ちていったから確認したら根元から錆びてたんだよね…

高さとか色々変更して今、草壁達が新しいのに取り替えてるよ」

珠代「風紀委員がやっているんですか!?」

風琳「当たり前でしょ?僕達の並盛に他の奴が土足で入るのは嫌いなんだ」


そう言いながら書類を見て判子を押したり書き直したりを繰り返した

けど、途中外から謎の爆発音がした。それも何回も…また、獄寺隼人が暴れてるのか?

携帯を取り出し恭に電話をかけた


風琳「恭?」

恭弥《何?今忙しいんだけど》

風琳「見回り中ごめん。今、校内で爆発音が聞こえたんだ。恐らく沢田綱吉と獄寺隼人が関わってる可能性が高い」

恭弥《ふぅん、分かったよ。他の風紀委員に向かわせる》

風琳「……一応聞くが何をしてる?」

恭弥《風琳を傷付けた奴らの仲間を咬み殺してる》

風琳「…程々にしておけ」

恭弥《それは僕が決めるよ。じゃあね》


ブツッと切れた電話が切れた携帯の画面を見てから溜息をついて机に置いた


珠代「あ、あの……会長さん、は…行かないんですか?」

風琳「うん、こっちの仕事が多いからね。お茶入れるよ、何飲みたい」

珠代「あ、む、麦茶で…」

雪美「私も同じので!」

風琳「分かったよ」


隣接している給仕室の冷蔵庫から麦茶を出しコップ3つに氷を入れてから注いだ。更に棚からラ・ナミモリーヌのケーキを2つ出して皿に並べた

もちろん、タマの好きなケーキを買ったよ。昔と変わってなければ…だけどね


風琳「手伝ってくれてるからこれは褒美だよ。食べな」

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作者名:小町&夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年4月11日 20時

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