「Dグレ」兎の彼女は大変ですpart 2 (ページ2)

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爆発みたいな光から数刻後‥

リリィはラビの横に座りリナリーの帰りを待つ‥

リリィ「(リナリー‥なんで帰ってこないの‥)」

リリィは自分の震える手を見つめる‥

リリィ「(‥なんで‥手が震える‥‥怖い‥？いや‥違う‥イノセンス‥？)」

少し困惑するリリィの肩を抱き寄せるラビ‥

ラビ「震えてるさ‥大丈夫か」

リリィ「うん‥大丈夫‥」

ラビ「オレ‥リナリーを捜してくる」

リリィ「うん‥私は残る‥鉄槌に3人乗るのは大変でしょ」

ラビ「必ず連れ帰るさ」

ヘラっと笑うリリィに安堵の表情をしたラビ‥

船員達やミランダの静止も聞かずリナリーを捜しに行った‥

その時‥船が大きく揺れる‥

リリィ「また‥！？なんなの！？」

船にいる人達が騒ぎ出す‥

すると海からザパァン！！と何かが現れる‥

ブックマン「！？アクマだと‥！？」

クロウリー「まだ‥いたであるか！？」

リリィ「(しかも‥レベル3‥っ)」

アクマ「人間共‥どいつから殺してやろうか‥」

1体のレベル3が船の人達を吟味している‥

リリィ「(よりによって‥こんな時に‥リナリーもラビもいない‥クロウリーも血が足りなくて戦えない‥ミランダも船の【時間回復】中‥じぃじもミランダの“盤”を守ってもらわないと‥戦えるのは私だけ‥)」

ブックマン「！？リリィ‥何をするつもりだ」

リリィの考えてる事が分かったのかブックマンが言う‥

リリィ「私がアクマを連れて海上で戦う‥」

ブックマン「！？何を言っとるんだリリィ！！」

ブックマンの叫びに皆がこちらを見る‥

リリィ「この船で戦うワケにはいかない‥だったら船から離れるしかない」

ミランダ「そんな‥1人で戦うなんてダメよ！！」

リリィ「これ以上犠牲者が出てもいいの！？」

ミランダ「！！」

ブックマン「リリィ‥」

リリィ「ごめん‥じぃじ‥でも結局はアイツを倒さないと先に進めない‥だったら私が戦う」

そしてリリィはアクマに呼びかける‥

リリィ「ねぇ！！私と一対一で戦いましょ」

アクマ「お前と‥？」

リリィ「そうよただし戦う場所は海上‥私を殺すまで船や船の人達に手を出さない‥これが条件だけど」

アクマ「面白い‥我に‥一対一とは‥いいだろう‥約束しよう‥」

リリィ「決まりね‥」

リリィはイノセンスを発動させ‥アクマを殴り飛ばし後を追うように船を離れる‥

「必ず‥帰ってくるから」と言い残して‥