「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ10)

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episode9 ページ10

ミランダ宅‥

リナリー「アクマが退いた？」

リリィ「うん‥動きが止まったと思ったら急に‥」

アレン「ちょっと様子が変でした。僕達のこと殺す気満々だったのに‥」

リナリー「でもよかったレベル2をあんなに相手するのは2人でも危険だもの」

アレン「‥そうですね‥レベル1は全部リリィが倒してくれましたけど‥」

リリィ「レベル2は自我がある分厄介だからね‥‥それより‥ミランダは何してるの？」

置時計の前に座り込むミランダを指差しながらリリィが聞く‥

リナリー「私達とアクマのこと説明してからずっとあそこで動かなくなっちゃったの‥」

ブツブツと街の現象やアクマについて言っているミランダ‥

アレン「く暗い‥」

リナリー「ずっとああなの」

リリィ「まぁ‥急に得体の知れない奴に襲われたらね‥」

するとアレンがミランダに近寄り声をかける‥

アレン「ミミランダさん」

ミランダ「私‥は何もできないの！あなた達すごい力持った人達なんでしょ！？だったらあなた達が早くこの街を助けてよ」

アレン「はい助けますでもそのためにはミランダさんの助けがいるんです。あなたは街の奇怪と何かで関係してる‥僕達に手を貸してください」

「明日に戻りましょう」と言うアレンだが‥

コチンとミランダが何かに導かれるようにベッドに横になった‥

リリィ「‥寝ちゃった‥」

リナリー「何か様子が変ね‥‥！！アレンくんリリィ！！」

後ろを見たリナリーが叫ぶ‥

リリィ「何‥リナリ‥！？」

アレン「な何だコレ！？」

部屋一面に時計の羅針盤が浮かび上がっていた‥

リナリー「まさか‥あの時計‥？」

部屋にある置時計が逆に戻りだした‥

そしてズズズズズと時間を吸い出した‥

しばらくすると‥パアアッと外が明るくなる‥

リリィ「‥うそ‥でしょ」

アレン「！！朝ぁ～！！？」

数刻後‥

アレン「‥スゴイリナリー！リリィ！見てくださいよコレ！時計人間！」

　「「「キャーーー！！！」」」

リナリー・リリィ・ミランダの3人が悲鳴をあげる

リリィ「何してんのアレン！？」

リナリー「どうなってるのコレ！？」

ミランダ「私の時計ーーー！！」

と騒ぐ3人にアレンが説明する‥