「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ38)

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episode37 ページ38

ラビ「オレらは今その男を捜してんだクロちゃん何か知らない？」

クロウリー「そういえば東国へ行きたいから友人の孫のよしみで金を貸せと‥」

アレン・ラビ・リリィ「(ここでもかーー！！！)」

クロウリー「先に‥城の外で待っていてくれないか‥？旅支度をしてくるである」

クロウリー城‥外

ラビ「あーーもーすぐ夜が明けるさなんか散々な夜だったさぁ」

リリィ「でもクロス元帥の情報が掴めたし新たに仲間も増えたし一石二鳥じゃない」

アレン「そうですねあれだけの金額を借りてるなら中国大陸まで行けますよ」

なにか思い詰めたような顔で空を見るアレン‥

リリィ「アレン‥そんな顔しないの」

ラビ「確かにあんま前向きな方法じゃねェかもだけど今のクロちゃんには『理由』が必要だったと思うぜ。いつか楽になれるさ」

その時‥ドーン！！と城が爆発した‥

リリィ「な‥何！？」

ラビ「城が‥っ」

アレン「まさか‥」

すると城からクロウリーが出てくる‥

クロウリー「！はは‥何であるかその顔は死んだと思ったであるか？大丈夫である」

数刻後‥駅のホーム‥

ラビがコムイにクロウリーの事を報告していた‥

《うんそれは思わぬ収穫だったね》

ラビ「どうする？オレらの誰かで教団に連れてくか？」

《いや、いいよクロちゃんは即戦力になりそうだしね君らと一緒にクロス元帥を追ってもらおう。今はあまり戦力の分散はしたくないんだ》

ラビ「オッケー」

《それに‥》

ラビ「ん？」

《アレンくんのその左眼さ伯爵の癇に障るかもね。厄を呼ぶかもしれない》

ラビ「コムイオレさぁアレンの左眼って便利でいいな～って思ってたんさぁ。でも実際アクマの魂を生で見た時正直パスだなって思った。ありゃキツいさ気持ち悪くてしばらくメシ食う気になれねェもんオレ。あいつの見てる世界って地獄だな」

ジリリリリリ！！汽車の発車音が響く‥

リリィ「ラビ！！汽車でるよ！！」

アレン「急いでくださいラビ！！」

ラビ「やべ！！じゃあなコムイ！！」