「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ28)

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episode27 ページ28

村長「クロウリー男爵の城門です」

アレン・ラビ「(悪趣味ぃ～)」

リリィ「‥ここ入るの‥」

村長「この門をくぐると先はクロウリーの所有する魔物の庭が広がりそのさらに先の湖上の頂が奴の住む城です」

ギャアアアアウギャアアア

城門の奥から何かが聞こえてくる‥

アレン・ラビ「‥‥‥‥‥」

リリィ「何か‥聞こえる‥」

村長・村人達「さあ前へ！！」

アレン・ラビ「うっす‥」

リリィ「もぉヤダ‥帰りたい‥」

クロウリー城‥敷地内‥

ラビ「クロウリーって奴はすげェ趣味悪いな‥」

リリィ「ラビ‥お願い‥手ェ繋ご‥」

ラビ「しょーがねェな～‥ほらっ」

ラビの差し出した左手をこれでもかと強く握るリリィ‥

ラビ「あれ？アレンお前なんでもう手袋はずしてんの？まさか怖いの？」

アレン「まさかそういうラビこそ右手がずっと武器をつかえてますけど？」

ラビ「オレは怖くなんかないさぁーなぁリリィ」

リリィ「い‥今話しかけないで‥！」

アレン・ラビ「‥‥‥」

ラビ「‥オレ‥このままリリィのイノセンスで手‥握り潰されねェかな‥」

アレン「‥今のリリィならやりかねないですね‥」

両手でラビの左手を握り締めているリリィに不安を感じるラビとアレン‥

そんな時ゾクッと視線を感じる3人‥

アレン・ラビ・リリィ「！！！」

村長「どうしました？」

リリィ「静かに」

ラビ「何かいるぞ」

アレン「近づいてくる」

ザザザザザザザッスッ‥

アレン・ラビ・リリィ「！？」

ラビ「(速い！！)」

村長「何か今一瞬甘い香りが‥」

すると後ろから悲鳴が聞こえてきた‥

村人「フ‥フランツが‥フランツが殺られたぁぁぁ」

リリィ「う‥うそ‥でしょ‥！」

背後を見ると1人の男がフランツの首元に噛みついていた‥

村人「出た‥アレイスター・クロウリーだ！！！」