「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ24)

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episode23 ページ24

数刻後‥駅のホーム‥

ラビ「アレンおいアレン起きろー汽車が来たぞー」

リリィ「‥ラビ‥起こす気あるの」

唸りながら寝ているアレンの顔に落書きしながらラビが起こしていてリリィがそれを見て呆れていた‥

リリィ「はぁ‥じぃじに怒られても知らないよ」

ブックマン「何しとるんじゃお前は！」

ブックマンがラビを殴る

リリィ「言わんこっちゃない‥」

ラビ「こいつまーたクロス元帥の夢見てるぜ」

プルルルルル！！汽車の発車音がする

リナリー「みんな早く乗って！これ逃すと明日まで汽車ないんだから」

汽車の中‥

ブックマン「さてまずはわかってる情報をまとめよう」

ラビ「なんだもう取っちゃったのかよ面白い顔だったのに」

アレン「ホントやめてください」

ブックマン「しゃべるなそこ」

リリィ「2人とも静かにしてて」

ブックマン「今私達はドイツを東に進んでいるティムキャンピーの様子はどうかな？」

リナリー「ずっと東の方を見てるわ」

アレン「距離がかなり離れてると漠然とした方向しかわかんないらしいから師匠はまだ全然遠くにいるってことですかね」

リリィ「一体どこまで行ってんだろクロス元帥」

リナリー「クロス元帥って経費を教団でおとさないから領収書も残らないのよね」

ラビ「へ？じゃあ生活費とかどうしてんの？自腹？」

アレン「主に借金です」

リリィ「借金？」

アレン「師匠って色んなトコで愛人や知人にツケで生活してましたよ。ホントにお金無い時は僕がギャンブルで稼いでました」

「「「「(お前そんなことしてたんだ)」」」」

アレン「え？何？何？」

変な空気にアレンが戸惑っているとリナリーと目が合うアレン‥

しかしプイっとそらされてしまう

アレン「(そらした！！)」

リリィ「(怒ってるな‥リナリー)」

ガーンとショックを受けるアレンにブックマンが聞く

ブックマン「ところでアレン左眼はまだ開かぬか？おぬしには早く眼を治して周囲の見張りをしてもらいたい。他からの連絡によるとアクマ共が我々の足留めにかかってくるらしいのでな。元帥の元へ着くまでは汽車での移動が長くなる民間人を巻き添えにしない為にも迅速な判断ができるその左眼は重要だ」

アレン「‥‥‥はい‥」