「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ20)

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episode19 ページ20

その頃‥病院‥

ブックマン「以上が私の記録する『ノアの一族』の痕跡だ」

コムイ「いやぁ助かりましたブックマン急ピッチで長い語りをさせてすみません」

ブックマン「構うなこれが本業だ」

コムイ「‥‥‥‥」

ブックマン「心中お察しする室長アクマだけでも苦労する最中このような存在の出現は胸が痛むな」

コムイ「私なんか辛くなるのはエクソシスト達ですよ。私は伯爵の深い闇の中にあなた達を放り込むことしかしていない」

ブックマン「みな辛い戦争で平等なのは苦しみだけよ」

そう言ってブックマンは入り口に歩いて行く‥

コムイ「どうしました？」

ブックマン「身を潜めておれ室長闇に主の顔まで曝すことはない」

場所は戻り‥街中‥

ラビ「アレン大通りは人が多くて危ねェよアクマに背後をとられる。人間を見たらアクマと思わねーとお前今アクマを見分ける眼使えねェんだろ？」

アレン「ごごめんラビは今‥どうして‥」

ラビ「ん？」

その時ドン！！っと巨大な玉の攻撃が飛んでくる

アレン・ラビ「「！！」」

ラビ「新手か！」

どんどん攻撃が飛んでくる‥ラビがイノセンスを発動させる

ラビ「大槌小槌満満満」

アレン「(でかくなった)」

ラビ「頭下げろよぉーーこんな大通りでんなモン投げっとぉ‥危ねェだろアクマ！！」

ゴン！！ズドッ！！

攻撃を打ち返したラビの鉄槌は建物まで破壊‥

ラビ「あ」

アレン「(建物まで壊したー！！)」

ラビ「あはダイジョブダイジョブコムイが弁償してくれっさ！」

場所を変えようとした2人にアクマが襲う

ラビ「また新手！コイツらオレらとドンパチしに来たみてェだな」

アレン「‥‥‥」

場所を移すアレンとラビ‥

ラビ「しっかし反応遅いぞアレンアクマの姿になってから戦闘体勢に入ってたら死ぬぞ？」

アレン「ごめん‥‥ラビはどうしてわかったの？」

ラビ「わかんじゃねェよ全部疑ってんだ自分に近づく奴は全部ずっと疑ってる。昨日会った人間が今日はアクマかもしれないオレらはそういうのと戦争してんだから」

辺りを見渡しながらラビが続ける

ラビ「オレらはサ圧倒的に不利なんだよ。便利な眼を持ってるお前と違ってさアクマは人間の中にまぎれちまう。オレや他のエクソシストにとって人間は伯爵の味方に見えちまうんだなぁ」