「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ12)

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episode11 ページ12

アレン「アクマもあれから音沙汰ないし‥今のうちに決めたいですね」

リリィ「‥そうだね‥今度こそ‥」

リナリー「この3日間ですでに5件クビになってるし‥‥‥それにしてもアレンくんって大道芸上手だね」

リリィ「私も思ってた！何で？」

アレン「僕小さい頃ピエロやってたんですよ。育て親が旅芸人だったんで食べるために色んな芸を叩き込まれました。エクソシストになってそれが活かせるとは思ってませんでしたけど」

リナリー「じゃあ色んな国で生活してたんだいいなぁリリィも教団に来る前は色んな国行ってたんだよね」

リリィ「うん‥まぁね‥(どこも戦ばかりだけどね‥)」

アレン「聞こえはいいけどジリ貧生活でしたよ～リナリーはいつ教団に入ったんですか？」

リナリー「私は物心ついた頃には教団にいたの。私と兄さんはね両親をアクマに殺された孤児で‥‥私がこの『黒い靴』の適合者だとわかってひとり教団に連れてかれたの‥唯一の肉親だった兄さんと引き離されて自由に外にも出してもらえなくて。正直初めは教団が監獄のようだった‥」

【3年経った時‥兄さんは私のために『科学班室長』の地位について教団に入ってくれた】

リリィ「‥‥‥‥」

アレン「すごいなぁコムイさん」

リナリー「だから私は兄さんのために戦うの」

アレン「兄弟かあ‥いいなぁ‥‥リリィはいつから教団に？」

リリィ「えっ！？私‥？‥私は2年前からよ‥詳しい理由は言えないけど一族の使命の為に教団に入ったの‥‥私もリナリーが羨ましいなぁ‥兄弟いないから」

アレン「一族？」

リナリー「リリィはブックマンっていう一族の人なの‥簡単に言えば記録者みたいなものよ‥‥それにしてもリリィには『彼』がいるじゃない」

笑いながらいうリナリーにリリィは照れている‥

アレン「『彼』？」

リナリー「リリィには教団に来る前からラブラブの彼氏がいるのよ」

アレン「えっ！！そうなんですか！？」

リナリー「うふふ‥その人もエクソシストだからアレンくんもすぐ会えると思うよ」

リリィ「騒がしいけどアレンとは仲良くなれそうだしね」

そう言って話していると1人の少女がアレンに声をかける‥