「Dグレ」兎の彼女は大変です (ページ11)

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episode10 ページ11

アレン「この時計触れないんですよ。今ちょっと試しに触ろうとしたらホラ」

リリィ「わっすり抜けた‥！？」

アレン「どうやらこの時計に触れるのは持ち主のミランダさんだけみたいです」

リナリー「え！？」

アレン「さっきの『時間の巻き戻し』といいこれといいやっぱりイノセンスに間違いなさそうですね」

ミランダ「ほ本当なの？この時計が街をおかしくしてるだなんて‥‥ままさか壊すとか‥？」

リリィ「落ち着いてミランダ‥でも本当に心当たりないの？」

リナリー「そうね時計がこうなったのは何か原因があるハズだわ‥思い出してみて本当の10月9日だった日のこと」

そう言われて話し始めるミランダ‥

ミランダ「‥‥明日なんか来なくていい‥って」

リリィ「‥‥それじゃない‥？」

ミランダ「え？」

アレン「イノセンスがミランダの願望を叶えちゃったんですよ」

ミランダ「そそんな私はただ愚痴ってただけで‥‥大体何で時計がそんなことするの！？」

リナリー「ミランダあなたまさか‥この時計の適合者‥？」

アレン「エッホントですか？」

リリィ「確かに‥ミランダの願いに反応して奇怪を起こしてるならシンクロしてるかもね」

リナリー「ミランダ時計に奇怪を止めるよう言ってみて！」

そうしてミランダが時計に願う‥

しかし‥届いた新聞を確認しても10月9日だった‥

リナリー「もう一度始めから考え直してみよっか‥」

リリィ「‥そうだね‥」

3日後‥34回目の10月9日‥

アレンとミランダは劇場のバイトをしていた‥

リリィ「あっ‥リナリーちょうど休憩みたいだよ」

リナリー「本当だ‥‥アレンくん！」

アレン「！‥リナリー、リリィ」

場所は移り‥休憩室‥

リナリー「どう？この仕事は」

アレン「うまくいったら正社員にしてくれるそうですよ」

リリィ「ホント！？よかったね～」

さんざん考えた結果ミランダの強い絶望感にイノセンスが反応したと推測を立てた3人‥

『再就職してミランダの気持ちが前向きになればもしかしたら奇怪が止まるかもしれない』‥と考えたのだ‥