私が授かったのは、波留との子どもでした…。

＊5話＊ ページ6

壺「ぇー、みんなに、言っておきたい事がある。」



なに？エミリーと交際中です。って？笑笑




だけど、


壺井が話したのは、




壺「（人1）Aが、昨日限りでこの学校をやめました。」




…



は？



「先生ー。エイプリルじゃねーよ？笑
何言ってんの？」



壺「ふざけでも、なんでもない。
退学届けを今朝出しに来たそうだ…っ、おい！千崎！！！」


夏「波留！」





《なんで》






いつの間にか



着いてたAの家




【ピーンポーン】




使「はい……ぁ、千崎様。」




「Aは？」



使「……。」



「Aは、って、聞いてんだよ！！」



使「出て行かれました。」




「は？…何処にいんだよ。」



使「私等にも、わかりません。」




「んだよ…それ。」




Aの家を後にして




少し震える手で


電話をかける。



「おかけになった電話番号は、現在、使われておりま…ブチッ」


何度も


何度も



繋がらない電話番号にかける。




なんで、



俺、なんかしたか？








…昨日




様子がおかしかったのは、




このせいか。




なんで、



気づかなかったんだよ。






今更、後悔しても遅いのに…。






「あ゛ぁぁぁ。」






なぁ、お前が居ないだけで、


こんなに苦しくて



辛くて、



愛おしくて


会いたくて。




こんなに誰かを好きになったの、



初めてなんだよ…。




だから、




教えてくれよ…。




何処にいんだよ…。A

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