しおりが綴る二人の恋 BH-2 (ページ27)

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食べさせてくれるAちゃん、食べさせてもらってる俺、そして…それを真剣な面持ちで見届けるギョンス←

あれから事情を説明すると、”僕に気にせずどうぞ、好きに見学してるから”というなんとも謎めいた返事をもらった

BH｢…ギョンス、なんて顔してんの…(苦笑)｣

KS｢どうせ元からだよ。

…Aさん、それまだあるなら頂いてもいいですか、｣

｢あ…っはい、ついできますね、｣

KS｢ありがとうございます、でも自分でついできます…ベクがばかみたいにニヤけてるのでAさんはそれし続けてやってください｣

BH｢だっ、誰がバカだよ//!!｣

…でも、前に会った時は2人とももっと人見知りしまくってたのに。今日は特にギョンスが、普通に接してる…やっぱこの2人似てると思ったんだよな、絶対気が合うわ

KS｢…すごく美味しい、^^｣

｢わ…よ、良かったです、、!｣

BH｢おっ、俺の方が美味しいって思ってたもん!昨日も手料理作ってもらったもん!｣←

KS｢なんだよその嫉妬の仕方…(苦笑)｣

呆れたように笑うギョンスに、少し恥ずかしくなってしまう。

KS｢…Aさん、今度レシピ教えてよ｣

｢え?…う、うん、分かった…!｣

BH｢あーっなんか今さらっと距離縮めただろ!いいけどさ!それ自体は嬉しいけどさ!｣←

KS｢嬉しいのかよ…(苦笑)｣

嬉しいよ、だって…Aちゃんが心を許せる場所が少しでも増えたら、Aちゃんはもっと笑ってくれて…そうしたら自然と、俺の笑顔も増えるんだから

はぁ…昨日よりマシとはいえ、やっぱり身体だるいな…頭痛はまだまだおさまりそうにないし

…いいかな、少しだけ…なんだかAちゃんに甘えたくて仕方ない

華奢な肩に、重くならないように気をつけながらそっと頭をもたせかけてみた

(ぽす、)

｢!!…大丈夫…?｣

なんとか薄目を開けるとAちゃんがまた心配そうに俺の顔を覗き込んでて

それだけでも、"元気出さなきゃ"って思える…まさに俺の"笑顔製造機"

KS｢…珍しい、｣

｢え…?｣

KS｢ベクが素直に人に甘えるなんて。…いつも平気なフリして1人で無理するから。｣

だって…Aちゃんの前だと自然と肩の力が抜けるんだもん。
だからこそ…これからもずっとそばにいてほしいって思うんだから。