しおりが綴る二人の恋 BH-2 (ページ25)

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＊75-BH- ページ25

BHside

BH｢ん…っ｣

あれ…俺目覚め悪いのに…何でパチって目覚めたんだろ…

うわ、いい匂い…原因はきっとこれかな、

｢あ…起きた…?｣

BH｢ん…っえ、あ、わ、Aちゃん!!｣

慌てて飛び起きようとすると、目眩でまた倒れ込みそうになって

柔らかい感触がしてそっと目を開けたら、Aちゃんが支えてくれてた

｢大丈夫…?｣

そうだ…昨日、泊まってくれて…それで…

BH｢幸せだ…｣

｢え…(笑)?｣

ぽかんとしてるAちゃん。そっかぁ〜…俺の彼女かぁ〜…やばいわ口角が下がんねぇわ←

Aちゃんは体温計を持ってきてくれたみたいで、ありがたく受け取って脇に挟んだ

(ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ)

｢何度…?｣

…やべ、朝なのに38℃近いわ…こりゃ夜中吐くわな、

こんなの見たらAちゃんきっと心配しちゃうよな…

BH｢だ、大丈夫…!37℃だった｢見せて、｣…はい、(泣)｣

Aちゃん…いつも穏やかなのにこういう時は妥協してくれねぇな(泣)

でも…それもこれもAちゃんの優しさだから

昨日今日と、勇気出していっぱい喋ってくれてんのすごく伝わってるから

だから…俺にはそんな姿も惚れ直させられる要因でしかない

Aちゃんの前では全然無理してない自分がいる。無理しようとしたらいつだって止めて支えてくれる。

そんなAちゃんが…ほんとに好き、

体温計に表示された温度を見て、心配そうに顔を歪めてる

BH｢大丈夫だよそんくらい…身体もそんなに辛くないし。心配してくれて、ありがと、な…^^｣

Aちゃんは小さく首を横に振って、俺のおでこに絞り直した冷たいタオルをそっと置いてくれた

随分Aちゃんのボディランゲージが分かるようになってきて、優しい胸をすごく痛めてくれてるのがよく伝わってきて

心配してくれてるのに不謹慎だけど、不覚にもズキュンってきた…

さっきのいい匂いの原因は、朝から作ってくれてたおじやだったらしい

昨日も思ってたけど…ほんとに料理上手いよな、、

BH｢あ、そうだ…昨日はありがとう。ごめんないっぱい迷惑けて…ひひ、そんなに首振って、また痛くなっちゃうよ(笑)?｣

面白いくらい首をブンブンさせるAちゃんを笑いながらなだめる、そんな些細なこともすごく楽しくて

…ほらな、Aちゃん…あんなに不安げだったけどさ。Aちゃんがいてくれてるから、俺今こんなに幸せな気分だよ…