最終章 4 ページ4
オンニのことに対する怒りも悲しみも何もかも
全部この人達にぶつけてやる
やつ当たりしてるだけだろうが
ただの憂さ晴らしだろうが
何を言われたって構うもんか
「チョン・ユニ」
私がオンニの名前を口にすると
その場に一気に緊張が走った
少女時代の顔に一瞬浮かんだのは
恐れの表情
私はそれを見逃さなかった
「知らないわけないですよね」
だって…
「この人はこの事務所で死んだんですもんね？」
今度は全員の顔に恐れの色が色濃く浮かぶ
一部知らない人もいるようだけど…
「…ジュンミョニヒョン、その人って誰…？」
「俺も知らない…」
EXOのベクヒョンさんとジョンデさん
確かこの二人はまだここの練習生じゃなかったんだよね
「チョン・ユニは…うちの元練習生。
もう死んだけど…」
ジュンミョンさんの簡潔な説明に怒りを隠せなくなってきた
足が貧乏揺すりを始めて、タンタンと音が鳴る
それだけ…？
オンニについて話すべきことはそれだけ…？
「説明するのはそれだけですか」
無意識のうちに拳を強く握っていたようで
掌を開くと…うっすら血が滲んでいた
オンニについて
都合の悪いことは隠そうというの？
そんなこと、私が許さないから
「まだ言ってないことがあるようですけど」
「それは…」
「私が代わりに説明します」
私の口調は明らかに攻撃的で
でも自分でも怒りを抑える術を知らなかったから
止まらなかった
「チョン・ユニは…ここにいる人達にいじめられた末に
死んだ………私の姉です」
全員が驚きの表情を私に向ける
そりゃそうだろう
隠してきた事実を知ってたかと思えば、
自分の姉だなんて言うんだもの
予想通りの反応に心の中でほくそ笑む
「はじめまして」
私は軽く、頭を下げる
「チョン・ユニの妹のチョン・Aです」
その時の私は、このし状況を楽しむ
エンターテイナーの気分だった
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るぅ鹿 - レスが遅くなった方々、申し訳ありません汗 書く意欲を与えてくださった皆様に深く感謝いたします。 (2014年3月11日 22時) (
レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
るぅ鹿 - コメントありがとうございます!続き気になりますよねこの終わり方←小説読んでるとこういう終わり方多いんです。面白いなんてもったいない言葉ありがとうございますTTそれに楽しめたなんて…//ここまでお読みいただきありがとうございました(*^^*) (2014年3月11日 22時) (レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - その後が気になる感じで終わりましたね！すっごい面白かったです！もともとスリルがあるのが好きなので楽しめました！！ (2014年3月11日 21時) (レス) id: 153d740244 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！ (2014年2月16日 17時) (レス) id: 941e050ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまーる - がんばってください。おうえんしてます。 (2014年2月11日 1時) (レス) id: 7c3e45e09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ鹿 | 作成日時：2014年2月8日 12時
