それから ページ14
SEHUN side
わいわい、がやがや
僕たちは相変わらずの騒がしさでAの宿舎へ向かっていた
と言っても同じマンションの２つ下の階だけど
宿舎の片付けを手伝ってほしいらしい
……だけど
明らかに選択ミスだろう
このヒョンたち、特にビーグルヒョンたちが
まともに片付けするわけがない
逆にことごとく邪魔して散らかすんだろうな
悲惨な様子を想像して哀れみの情が浮かぶ
「あれ？」
いつものように自分の世界へ飛んでいたら
静かな廊下に響いた、ジュンミョニヒョンの
とぼけた声
「鍵開いてる……」
その言葉に
顔からさぁっと血の気が引いていった
みんなで慌てて部屋の中へなだれこむ
走ってリビングへと入れば
部屋の中は既にきれいに片付いていた
目の前に広がるのは、ほとんど何もない
ただの殺風景な部屋
見回した部屋の中
ふと備え付けのテーブルに手紙を見つけた
僕が開けて、みんなが周りから覗きこむ
そこには小さく、短い文が書かれていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
SMFの皆さんへ
Aは修行に行ってきます
また戻ってきますから
待っていてください
あなたたちに負けないように
もっと強くなります
また会える日まで
A
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
何も喋らない僕たち
Aは行ってしまった
一人で、さよならも言わせないうちに
あの憎たらしいちびっこがいなくなったと思うと
なんだかちょっぴり、寂しい
「また戻ってくるって」
微笑みながら、みんなを見るジョンデヒョン
「なら…待ってようよ」
ヒョンの言葉は不思議といつも温かい
ふわり微笑むその顔には
なんだか安心感があった
それでみんな、顔を見合わせて笑って
「よし、Aも頑張ってるんだ、俺たちも
頑張るぞ」
おーなんて一人で答えるヒョン
しらけるEXOのメンバー
それから誰からともなく吹き出した
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るぅ鹿 - レスが遅くなった方々、申し訳ありません汗 書く意欲を与えてくださった皆様に深く感謝いたします。 (2014年3月11日 22時) (
レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
るぅ鹿 - コメントありがとうございます!続き気になりますよねこの終わり方←小説読んでるとこういう終わり方多いんです。面白いなんてもったいない言葉ありがとうございますTTそれに楽しめたなんて…//ここまでお読みいただきありがとうございました(*^^*) (2014年3月11日 22時) (レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - その後が気になる感じで終わりましたね！すっごい面白かったです！もともとスリルがあるのが好きなので楽しめました！！ (2014年3月11日 21時) (レス) id: 153d740244 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！ (2014年2月16日 17時) (レス) id: 941e050ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまーる - がんばってください。おうえんしてます。 (2014年2月11日 1時) (レス) id: 7c3e45e09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ鹿 | 作成日時：2014年2月8日 12時
