最終章 1 ページ1
-ｺﾝｺﾝ
「Aです」
「君か、入りなさい」
「失礼します」
扉を開け、マネオンニと中に入ると、
何か書類を眺めているスマン先生が目だけ動かしてちらりと私の顔を見た
それから重そうに腰を上げて
「それじゃ…二人ともついてきなさい」
今、私たちが入った部屋をさっさと出ていく
…退院早々なんなの
やっと病院から出してもらったと思えば
今度は先生から呼び出し
お説教でもされるんだろうか
言いたいことは色々あるけど、
おとなしく先生の後をついていく
しばらく歩くと先生はあるドアの前で
立ち止まった
「入って」
短い言葉でそう促され、中へ入ると
「あっ、A」
「え、えっと、おはようございます」
なぜかSM所属のアイドルがほぼ全員
集まっていた
東方神起とBOAさんはいないみたいだけど
全員、私の後から入ってきたスマン先生を見て次々に立ち上がる
みんなが挨拶するのを制してスマン先生は
「君たち話さなければいけないことがある」
と少し重い口調で言った
場がザワザワと少し騒がしくなる
そりゃそうだろう
みんな集めてまで話さなきゃいけないことなんて、そう無いだろうから
「昨日の朝、スタッフが『事務所の前に置いてあった』と
こんなものを持ってきた」
先生の持つ大きな封筒から出されたものは
真っ黒な封筒とデジカメ
「これに見覚えのある人はいるか？」
みんな一斉に首を振る、もちろん私も
「封筒の中には私宛の手紙が入っていた」
先生が封筒の中身を取り出すだけで
全員の視線は先生の指先に集まる
みんな好奇心と不安にかられているんだろう
スキャンダルでも撮られたのかもしれないし、
メンバーが何かやらかしたのを撮られたかもしれない
こういう世界では、いつも不安が付きまとう
私はあることが不安だつたけど、
あるはずがないと強気だった
「中に書かれていたのは一文だけだが …中身が中身でね」
だけど、その予想は外れる
「AがSM所属アイドルの身辺をかぎまわっていると…書いてある」
先生の言葉を聞いた途端、
視線が私へと突き刺さるのが感じられた
疑いの眼差し、不安そうな眼差し、
そんなわけないという眼差し、そして怒りの眼差し
遂に来てしまったみたい
可愛い妹Aの終わりが
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るぅ鹿 - レスが遅くなった方々、申し訳ありません汗 書く意欲を与えてくださった皆様に深く感謝いたします。 (2014年3月11日 22時) (
レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
るぅ鹿 - コメントありがとうございます!続き気になりますよねこの終わり方←小説読んでるとこういう終わり方多いんです。面白いなんてもったいない言葉ありがとうございますTTそれに楽しめたなんて…//ここまでお読みいただきありがとうございました(*^^*) (2014年3月11日 22時) (レス) id: 64a19a2a9a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - その後が気になる感じで終わりましたね！すっごい面白かったです！もともとスリルがあるのが好きなので楽しめました！！ (2014年3月11日 21時) (レス) id: 153d740244 (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！ (2014年2月16日 17時) (レス) id: 941e050ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまーる - がんばってください。おうえんしてます。 (2014年2月11日 1時) (レス) id: 7c3e45e09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ鹿 | 作成日時：2014年2月8日 12時
