甘いモノが嫌いな彼女。 (ページ1)

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これはある日俺が出逢った女の子との話。

それはそれは人生で初めて死ぬくらい必死に勉強して、やっと受かった大学。
そんな大学での生活がスタートした春の出来事。

「あぁ、今日から大学生かー」
「だな」

高1からの付き合いで、親友であるパク・チャニョルは俺の隣を歩きながら空を見上げて桜を眺める。

そんな時、ふわっと風が吹いて中に桜の花びらが舞い散る。

「綺麗だな」
「..... 確かに」

きっとチャニョルは桜の事を綺麗と言ったのだろう。
けど俺は違った。

俺の視線の先には桜ではなく、ある女の人が映っていた。

見た目はすらっとしてて、まあ女子にしては長身。
焦げ茶色のロングヘアーにスッと筋の通った鼻。

「綺麗 ....」

可愛いと言うよりかは綺麗な顔立ちで、まあ、俺は世間一般的に言う ”一目惚れ” ってやつをしたのだった。

「なぁ、チャニョラ」
「ん？」
「一目惚れって信じる？」
「んー、まあ信じるかな。よく日本のドラマで出てくるし」

チャニョラが言う意味はよく分からなかったが世の中にはやはり一目惚れってやつが存在した。
今までバカにしてた自分を殴ってやりたいくらい。

そんな彼女に一目惚れした日から俺の彼女を探るという名の大学生活が始まった。

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