バツイチ女の恋事情。 (ページ50)

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EP50. 見覚えのあるもの SE ページ50

ヒョンの撮影が終わり、もうすぐで約束の時間だった。

どうせ行く場所同じだから控え室前でヒョンを待っとくことにした。

『ヒョン！』

後ろから声をかける。

『あ、セフナ。まだいたのか？』

『ん？どうせ行く場所一緒だからさ一緒に行こうと思って』

『あー、なるほど』

『それに今日車で来たし。ヒョン、バンで来たでしょ？』

『よくお分かりで』

駐車場に行き、愛車に乗り込む。
エンジンをつけ、好きな音楽を流したながらアクセルを踏んだ。

数分後、店に到着し車から降り店内に入る。

店に入るともうヌナは来ていた。

『あれ、ヌナ早いね』

『今日は早く仕事が終わったの』

『どうせ、早く終わらせたんだろ？朝ウキウキしてたもんね』

『ちょっと！バカ弟！黙りなさい！』

姉の頬が少し赤くなったような気がした。

『なに食べる？』

『ヌナとセフナが食べたいもの頼めば？』

『ヒョンは？』

『俺は何でもいい』

『じゃあー... マルゲリータと... あ、このパスタ食べたい！』

『はいでたー、大食いオヘジン』

『違うよヒョン、怪物だよ』

『あんた達ひどいわね！理事長の扱い酷いんじゃない？』

『こういう時だけ理事長出してくる』

そう言うとヌナは拗ねてヒョンは笑い出した。

これはよくある光景。

『ちょっとトイレ行ってくる』

ヒョンは席を立ち、トイレにいった。

Buuu...Buuu...

『ねぇ、なんか携帯鳴ってない？』

『...確かに』

どこかで鳴る携帯。

ふとヒョンの椅子を見るとリュックが置いてあった。

『ここからじゃない？』

まあ...いっか。と思いリュックを開け携帯を探した。

『携帯あった？』

『いや...んー、あ、あった』

手にした携帯は

『それチャニョルの？』

『....』

どう見てもヌナの携帯だった。

『ごめんヌナ、用事思い出したからヒョンと2人で食べてて』

『あ、うん』

携帯を握り席を立った。

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