バツイチ女の恋事情。 (ページ47)

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EP47. 無くした携帯ページ47

『撮影始めます～』

『チャニョルさん入ります』

チャニョルは用意された椅子に座りポーズを決める。
そしてシャッター音が鳴り響いた。

『Aちゃん、次の衣装の準備しよっか』

「はい、わかりました」

ジョンテさんにそう言われ控え室に戻り衣装の準備をする。

控え室には私１人で衣装をあさる音しかしない。

そんな中、廊下の方から足音が聞こえてくる。
その足音はどんどんこちらに近づいてくる。

「....ジョンテさん？」

一瞬ジョンテさんかな..と思って後ろを振り向いた。

「.....え？」

そこにはキャップをかぶったセフンくんが立っていた。

「セフンくんなんでここにいるの？」

『ん？なんとなく？』

「....なんとなく...。」

えへへと笑うセフンくん。
なんか彼らしい。

『ねぇ、ヌナ、どうして電話出てくれなかったの？』

「え？電話？？嘘、電話してくれてたの？」

『うん、1時間前ぐらいに』

彼にそう言われ、ポケットにある携帯を取ろうとした。
けど...

「あれ...？携帯がない...」

ポケットに入れたはずの携帯が手元になかった。

『携帯無くしたの？』

「そうみたい....」

辺りを見回し携帯を探す。

「どこかで落としたのかな.... 衣装運んでるときかな...」

重なり合った衣装の中もあさって探す。

『ヌナそっちあった？』

気が付いたらセフンくんも一緒に探してくれていた。

「ううん、ない」

もうため息しかでない。
携帯を落としたことと、どうして気づかなかったのかってことに呆れる。

『....あれ？セフナ？』

携帯を探していると後ろから低い声が聞こえた。

『あ、ヒョン』

『あれ？セフナやん』

一緒にジョンテさんも入ってきた。
きっと衣装変えだろう。

「あの...ジョンテさん...」

『ん？どうしたんや？』

「私...私物で無くしたものがあってちょっと探してきてもいいですか..？」

『それは大変やん！はよ探してきい』

「ありがとうごさいます！」

控え室を出て心当たりのある場所に行っては探し回った。

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