バツイチ女の恋事情。 (ページ3)

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EP3. 地獄の再会ページ3

私はゆっくりゆーっくりと前に進みここから出ようとした。
が...
そんな都合よく行くわけもなく肩を持たれ前に進めなくなってしまった。

『久しぶりだな、A』

恐る恐る後ろを振り向くとそこには相変わらずキラースマイルのチャニョルが。

「あのー... 前に何処かで会いましたっけ？」

もうこれは惚けて逃げる方法しかない！
そう思った束の間に...

『惚けても無駄だけど。』

「....ですよね。」

やっぱり無理だった。

『見た感じ元気そうじゃん。』

「相変わらず元気でございます。」

『で、なんでここに来た』

「はい？？」

『なんでこの会社に入ったんだ』

こいつは何を言ってるんだ。
あって早々なぜこの会社に入った？
相変わらず常識のない奴め。

「別にあんたに関係ないし。」

『ある』

「ない」

『ある！』

「ない！」

『あるっつてんだろ』

「ないって言ってるでしょ」

これが私達元夫婦の通常運転。

「あー！！もう何？」

『あ、もしかしてあれか？俺が歌手になったからより戻そうとか思って入ったんだろ』

「はぁ？！何馬鹿なこと言ってんの？ほんとあんたのその自信過剰な性格直したら？」

『余計なお世話だよ、貧乳』

「ちょ！誰が貧乳よ！！ちゃんとあるから！！」

『どうせあれだろ？aカップもないんだろ？』

「黙れ大型犬」

『お前が黙れ』

久しぶりの大型犬にイライラする私。

「チッ」

『あ、てかお前。俺らの過去喋んなよ？』

「分かってるし。誰が大型犬と結婚してましたーなんて言うかよ！」

『それはこっちのセリフ。とんだ恥晒しだ』

「はぁ？？！！」

何様あの奴。
こっちがとんだ恥晒しだわと言い返したいのも山々だか

「あー、もういい！ジョンテさんに言って担当変えてもらうし！」

『それは有難い。前のスタイリストのヌナの方が美人だったし。お前より1000倍マシ』

口を開けば毒を吐きまくるパク•チャニョル。
世の中の女子はこいつの裏の顔も知らずにまんまと騙されていく。
可哀想に....。

「はいはい、わかりました。もう会うこともないだろうから。サヨウナラ」

『二度と見たくないはお前なんか。こっちがサヨウナラだし』

「はいはい」

私は部屋から出てジョンテさんの所へと直行した。

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