202 ページ7
CE「A、僕らに言ってないことあるでしょ？Aの家族のこと。そのことがAをそんな風にしてるんでしょう？正直、もう見てらんないよ。どうして近くにいる僕らを頼らないの？
A、前に僕たちに言ったよね？
………、起きたことは、もうどうしようもないって」
「っ…！！」
CE「感情をそうやって押し込めるなって、一人で悩むなって。全部ぶちまけてって。
…そう言ったのは、Aだよ？」
あふれ出る怒りの思考を止めたのは、ジョンデオッパの声だった。オッパの言葉に以前私がみんなに言った場面がよみがえる。そうだ、前もこのリビングでベクオッパと言い合った。優しいジョンデオッパの声に止まったはずの涙がまたあふれてきた。
BK「……教えて。Aが抱えてるもの全部、俺らにも教えて。じゃないと、助けてやれねぇわ」
DO「Aのことちゃんと知っておきたい」
KA「大丈夫だよ。だって９人もいるんだよ？」
SE「Aが思ってるより、頼りになると思うけど」
XM「……A、泣いていいから。全部吐き出しな？」
CY「もう、いいよA。Aは一人で十分頑張った」
優しすぎるオッパ達の言葉に、いつの間にか座り込んで泣いていた。誰かがいるのってこんなにも暖かかったんだ、こんなにも嬉しいんだ、こんなにも力になるんだ。
迷惑をかけないように、私個人のことにみんなを巻き込まないように、…そう思って話さないように頼らないようにしていたのに。
オッパ達が優しいから、頼りたくなってしまう。甘えたくなってしまう。
それも、全部受け止めてくれるのなら…＿＿＿。
私はPescaで聞いた話をみんなにかいつまんで話した。
カンジュヨンはお金のためにお父さんに近づき、娘である私を狙ったこと。娘を殺すという脅迫文を何度も送っていたこと。それでも、お父さんが自分の作品を手放すことはなかったし、嫌がらせだろうと無視をしていて、事件は起こった。妹を殺したのは通り魔なんかじゃない、カンジュヨンの知り合いの男が、うまく口車に乗せられ事件を起こした。しかも私を狙っていたはずの男はたまたま隣にいた妹をみて予定を変更して、私ではなくまだ小さくて弱い存在である妹を狙った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるく(プロフ) - 初めまして！この作品何回も読み返しちゃうくらい大好きです！！更新楽しみにしてます🫶 (9月21日 22時) (
レス) @page28 id: 7647584330 (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - 七瀬さん» 初めまして！コメントありがとうございます。そして返信遅くなってしまい、本当にすみません！！何回も読んでくださったなんて嬉しくて涙が…。本当にノロマ更新ですが、頑張りますね！ありがとうございます♡ (8月27日 13時) (レス) id: c4720a36a6 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 初めまして！2年前？くらいに初めて読んで、2回くらい読み返して、昨日からまた1話から読み返したらお話がかなり進んでいたので楽しく読ませて頂きました（ ; ; ）ハラハラする展開でとても続きが楽しみです！ (2023年3月30日 12時) (レス) @page24 id: abb9e95463 (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - クレアさん» ありがとうございます！！返信遅くなってごめんなさい、ようやく私生活が一段落してこっちに集中できます！！更新楽しみにしていてください〜！ (2022年11月17日 13時) (レス) id: c4720a36a6 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - 待ってました！本当に嬉しいです！更新頑張ってください！とても面白いのでまた読み返してます！ (2022年9月28日 16時) (レス) @page20 id: c8e2cf96fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：мoмi | 作成日時：2021年12月14日 16時
