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HC「あ！Aヌナ！！！」
その声にAに気づいていなかったメンバーも、楽屋の入り口付近で話す俺たちに気づいたようだ。口々にAの名前を呼ぶ。
その声に笑顔で答えるA。先ほど俺に見せた少しの動揺は消え去っていた。ヘチャンのAを呼ぶ声に苦笑しながら、ヘチャン達との会話に入るA。
よかった…、と胸をなでおろす俺にユウタが近づいてきた。
YT「A、ほんまに痩せたな…」
TY「だよね」
YT「…大丈夫なんやろか」
TY「どうだろう…、…………ん？」
ユウタと話しながらAを見ていると、急に静かになるヘチャン達。どうしたんだ…？と思い近寄ると、ヘチャンの妹を見ながらボロボロ涙を流すAがいた。
息が止まった。Aが泣いてる、その事実が俺の思考を止めた。
HC「…、Aヌナ…？どうしたの…」
珍しく動揺した声を出すヘチャンに何も言わないA。
怖かった。Aが消えそうで。
まだドクドクしている自分を叱咤するように痛いくらいに拳を握り締めて、俺はAの肩をつかみ、固まっていたAの視線をこちらに向けた。
綺麗な瞳から流れる涙に俺が泣きそうになる。
TY「…っA！！」
名前を呼ぶことしかできなくて、必死にAの心を探した。焦点の合わないAに胸が苦しくなる。
TY「…、違う、Aの妹は、もうっ…！！」
いないんだよ…っ。
消えそうな声でそう言った。俺はなんて残酷な言葉を彼女にかけているんだろう？なんてひどい奴なんだろう？だけど、ヘチャンの妹を見て自分の妹を重ねているのであろうAが今にも壊れそうで。早く、戻ってきてほしくて。
ごめんごめん、ごめんっ…A…！
心の中で謝りながら、Aの目を見つめ続ける。
すると、ゆっくりと目に光が戻るA。
ハッとしたように、俺を見上げたAは瞬時に周りの様子を把握したのか、涙を拭いて立ち上がった。
「…っすみません！ちょっと…、…その、ごめんなさい！！！！」
そう言って、NCTの楽屋から飛び出した。
状況がつかめていないヘチャンの妹にごめんね、と謝り立ち上がる。すぐそばにはユウタがいた。ユウタはぎゅっと手を握り締めていた。
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waka(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😵 (2021年10月22日 0時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - トントン誰ぇぇぇぇ😱 (2021年10月19日 18時) (レス) @page37 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！ぜひ楽しんでいってくださいね〜。だんだんと事件の真相が明らかになってきますので…！ (2021年10月19日 15時) (レス) id: f57a143d4b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - うぉーーーー！！！?は誰なんだァァァ 続きが楽しみ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます！もちろん更新しますよ。物語も終盤になってきました。ゆっくりな更新になりますが最後までぜひお付き合いください！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: f57a143d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：мoмi | 作成日時：2021年3月24日 11時
