185 ページ40
BKside
テヨンからAがいるかもしれないというカフェの存在を知らされ、ジョンデとセフンとマネヒョンの車に乗って雨の中迎えに行く。
会社の近くにあるらしいカフェを目指していると、セフンが声を上げた。
SE「ヒョン！あれ、Aじゃ…？」
CH「…ほんとだ。あんなとこじゃ雨宿りできないよ…、濡れてるし、」
BK「おい、手に持ってるのって…、」
タバコ？Aが？
ずぶ濡れになって、片手にタバコを持つA。マネヒョンに車を止める様に言って、急いでAのもとに駆け付ける。
「「「Aっ！！！」」」
名前を呼ぶと、ゆっくりと顔を上げるA。その眼には光がなくて。
何があったんだよ…っ。一人で何してたんだよ、お前はどうしてそんなに悲しい顔をするんだよ…。
BK「…心配させるんじゃねぇよ」
無事だったことに対する安堵と、今にも消えてしまいそうなAにうるさく鳴る心臓を落ち着かせるように、ぎゅっと抱きしめた。
SH「Aっ！！」
KA「…びしょ濡れじゃん」
CY「A？A？大丈夫？どこかケガしてない？寒いでしょ、待っててね、今タオル持ってくるから…！」
DO「…お風呂入っておいで。寒いだろうから」
XM「そうだね、その方がいいよ」
そう言ったヒョンの言葉にやっと動くA。
セフンに連れられてお風呂場へ行くAは、見たことないほど気力がなかった。すべてのことがどうでもいいような、そんな表情。車に乗っているときも一切話さなかった。そんなAの態度に俺らもどうしたらいいのかわからず、黙りこくっていた。
CH「…ヒョン、これ」
そう言ってジョンデがミンソクヒョンに渡したのは、Aが持っていたタバコとライターだった。それを見たヒョンたちは驚きに目を見開く。
SH「Aって、タバコ吸ってたの…？」
KA「見たことないけど…」
DO「…Aに何があったの？」
BK「…わからない。何もしゃべらなくて…」
ギョンスの質問に答えられない自分が悔しくて、ぐっと握った拳に力を入れる。
XM「…とにかく後で聞こう。何から話し始めればいいのかな…」
ミンソクヒョンも頭を抱える。昼間のこともあるし、変に干渉しない方がいいのかもしれないけれど、これ以上知らないふりもできない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 457人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
waka(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😵 (2021年10月22日 0時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - トントン誰ぇぇぇぇ😱 (2021年10月19日 18時) (レス) @page37 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！ぜひ楽しんでいってくださいね〜。だんだんと事件の真相が明らかになってきますので…！ (2021年10月19日 15時) (レス) id: f57a143d4b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - うぉーーーー！！！?は誰なんだァァァ 続きが楽しみ (2021年9月6日 20時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
мoмi(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます！もちろん更新しますよ。物語も終盤になってきました。ゆっくりな更新になりますが最後までぜひお付き合いください！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: f57a143d4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：мoмi | 作成日時：2021年3月24日 11時
