Secret thoughts 03 (ページ27)

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1年前

龍『A、ここのCMの撮影日程なんだけど…』

『うん？…あー、私の誕生日だ。』

龍『いいのか？毎年家族とすごしてるだろ？』

『まぁ、そうだけど、、仕事だししょうがないよ。』

いつも誕生日だけは仕事を入れないようにしていたけど、相手側にも都合があるだろうしCM撮影ならそこまで時間もかからないだろう。
そう思ってその日、12月8日に仕事をいれたんだ。

そして当日。

”はーい、こっち見て笑ってみて～
”じゃあ、次はこのシーンを撮りますね～
”化粧直し入りまーす

色んな人の声が飛び交う中、カメラに向かって微笑んだり色んな表情をしながら撮影を続ける。

やっぱり撮影は楽しいな、なんて思いながらスタッフさんと進めていく。今日の撮影所は都心とは離れて周りに人があまりいない場所だった。最大限にその場所を活かしたいのか、スタッフもいつもより少ない人数で行われていた。

”よし、じゃあ、お疲れ様でした～。
”終わりです！

その声とともに渡される花束。
私のイメージであるピンク色でまとめられた花はとても可憐で可愛らしかった。

『ありがとうございます！おつかれ様でした～。』

そう挨拶して、撮影場を出る。
するとそこには龍が待っていた。

龍『おつかれ。早く着替えて玄関行ってこい。』

『え？なんで？』

龍『家族が待ってるよ。』

『ほんとっ！？』

まさか撮影現場に来てくれるなんて！！
嬉しくて、早く支度を整えて控え室を出た。

…その後すぐだった。
悲劇が起こったのは、、