Secret thoughts 03 (ページ25)

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振り返ったAの目はやっぱり真っ赤で。メガネをとって涙を拭うAに思わず声をかける。

すると、驚いた顔をしたあとゆったりと微笑む。

「……大丈夫です。すみません、取り乱しちゃって。」

CY「ほんとに？」

「はい。それよりさっきの続き、しましょう？」

HC「…そうだな！！！お、なんだよ食べ物もあるじゃん。」

KA「取り寄せて、盛り付けだけしました。」

HC「あ～、盛り付けだけな(笑)」

BK「………それじゃ、改めまして！！！」

All 「「「「Happybirthday！！！」」」」

「ありがとうございますっ！！」

あぁ、やっぱりAには笑顔が似合う。Aが何を背負ってるのか、何を隠してるのか、とても気になるけど。

それを打ち上げる時は俺たち、お前の兄ちゃん達がちゃんと話を聞いてあげるから。心配するな。

side end

＿＿＿＿

CY「っうわ！これめっちゃ美味い！どこのやつ？！」

DO「確か……」

HC「やーやー、ジュンミョン！お前まだそんなこと言ってんのかぁ？」

SH「そんなことって、、ヒョン…。」

XI「うちのリーダーは頭が固いんですよ。」

BO「あははっ、道理でメンバーが自由な訳だ！」

JH「お、これおいしい。テヨニヒョン、食べてみて。」

TY「どれ？………おー、美味しい！」

WN「ヒョン、今度作ってください。」

TY「頑張ってみるよ。」

YT「スーチョン、韓国語うまなったな！」

……ふぅ、、

周りを見渡すと各々楽しそうに過ごしていて、ほんとに良かった。
それにしてもボアオンニの言葉で泣いてしまったことを、みんなの記憶から消したい、、

泣かないって決めたのに、誰かに縋って泣くなんて、そんな資格無いと思ってずっと過ごしてきた。

なのに、あんな…………。

…ちょっと、外の空気でも吸おう。

そっとみんなの輪の中から出て、屋上に続く道を登る。

＿＿＿

キィーー。

建付けの悪いドアを開けると、空には暗闇が広がっていた。星は見えない。ただ暗闇が広がるだけだ。

ふと、寒さを凌ぐためにポケットに手を入れると、お父さんのライターに手が当たった。
それを取り出して改めてまじまじと見ると、底に何か書いてあるのを見つけた。