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18:20
「……ふぅ、、」
中野さん達に頼まれた仕事を終え時計を見るとすでに就業時間は過ぎていた。周りの社員さんも少ない。
メガネを外して、目元をもんでいるとポンっと叩かれる肩。
振り返るとそこには妙に笑顔のジェヒョンとウィンウィンが。
「あれ、…どうしたの、」
私が再びメガネをつけてそう話しかけると、2人してため息をつく。
………なぜ。
WN「ほらね？忘れてる。」
JH「まさかと思ったけど……。A、仕事終わったの？」
「うん、今やっとね。」
WN[なら行くよっ！]
「うわっ、」
何故かプリプリ怒ってるウィンウィンから中国語で叱られ、腕を引っ張られてどこかに連れていかれる。
後ろからは苦笑して、なにやら携帯を操作しながら着いてくるジェヒョン。
なんで？どこ行くの？
私のその疑問はすぐに消えることになった。
「…あ、この道って、、」
JH「やっと思い出した？ヒョン達待ちくたびれてるよ。」
「あー、忘れてた…。今日思ったより忙しくて…。」
そう、この道は練習室に続く道。そういえば呼び出されていたんだった。
というか、朝のあの時、時間を思った以上に使ってしまったらしく、急いで仕事をしてたけど間に合うはずもなく気づいたら就業時間を過ぎてたって訳だ。
WN[…疲れてる？]
[ん？いや、大丈夫だよ。ありがとう。]
JH「…なんかいつもより顔色悪いね。」
………。
さっきウィンウィンは中国語で話しかけてきたよね？ジェヒョンは中国語が分かるの？2人して同じタイミングで同じようなこと話してきて……。テレパシーかなんか出てるの？
驚いて思わず2人をじっと見つめる。
だけど、怪訝な顔をされるだけで何も伝わらなかった。当たり前か。一応私も97lineなんだけどな。
そんなくだらないことを考えながら歩みを進めて、そういえばなんでEXOメンバー以外の彼らがいるんだろう…と考えていると、ようやくなぜ自分がここに連れてこられたのか気づいた。
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作者名：мoмi | 作成日時：2020年7月18日 11時
