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「、！A！起きて！」
『んん、』
「行くよ！起きて！」
『え、？どこに、、』
「デート！」
『え、。？』
翌朝、ジミンに朝早く起こされたかと思えば、デートに行くと言い出した。
あまりにも急すぎるし、確かジミンは今日撮影があると言っていたのだけれど。
『今日スケジュールがあるんじゃ、？』
「午前中で終わるんだけど、Aも連れて行こうかなって。」
『え？私を？』
そんな仕事場に彼女がのこのこと行ってもいいんだろうか。
「みんなにも紹介したいし！」
メンバーのみんなに私を紹介してくれると言う。
何だかむず痒い気持ち。
ジミンの大切な人達に紹介されるなんて。
『いいの？』
だけど、そんなに簡単に私が行っていいのかな。
「いいから早く準備するよ？」
そんな私などつゆ知らずで、ジミンは私を急かす。
それに押されて、急いでベッドから起き上がった。
.
『ねえ、本当に私行ってもいいの？』
「てかもうついたじゃん、今日の撮影スタジオ。帰ろうとしたって遅いよー」
あれから準備をしていたら、ジミンは"とびっきり可愛くしてね"なんて私の服を選んでくれて、
あっという間に着いてしまった。
そりゃ緊張する。
もし釣り合ってないから別れろ、とか言われたらどうしよう。
いや、そんな悪い人たちじゃないはずだけれど。
あ、そういえば、
『テヒョンもいるよね？』
「もちろん。」
『よかった、』
テヒョンもいるなら、少し安心だ。
だけれどジミンと付き合ってから、そういえば会っていなかったな、なんて。
.
「あれ、A？」
突然聞き覚えのある声が聞こえて、振り返るとテヒョンがいた。
『あ、テヒョン！久しぶり！』
TH「本当久しぶり！今日はどうしたの？」
「僕が連れてきたんだ」
TH「へえー、」
テヒョンはにやにやとしている。
TH「行こう、ヒョン達みんな来てるよ」
「うん、A、行こう」
『うん、』
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作者名：綺夢
| 作成日時：2021年4月4日 23時
