なにひとつ消えない君を（JM） (ページ30)

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最近の僕の悩み。

それは、

「ねえテヒョン、どうしたらいい？」

すごくすごくお馬鹿な友達がいること。

『ジミンは好きな子いないの？』

「いないよ」

『そんなんでいいの？まだワンナイトばっかしてんの？』

「うん、

あ、でも、一人だけ違う」

『え、なにそれ！好きなの？』

「うーん、違う、。」

『どんな子？』

「高校の同級生で、同窓会で久々に会ったんだ。もしかしたら会えるかもってあんまり期待はしてなかったんだけど」

『なんでそんな子と？』

「なんかその子、結構遊んでて、成り行きで」

珍しく女の子のことについて饒舌になるジミンを見て、その子のことが気になった。

もっと食い下がって聞いてみたけれど、ジミンはその子のことについてあまり教えてくれなかった。

だけど、ひとつ。

名前はAちゃんって言うらしい。

ジミンの女遊びの酷さは最近が1番だった。

アイドルになって、いろいろな子が寄ってきて。

ジミンは最初、そういう子たちと遊ぶことはしなかったんだけど、

一度だけ、ジミンは好きになったヨジャアイドルの子とそういう事をした。

だけど、その子は次の日の朝ジミンに一言、

"セフレになろう"

そう言われた。

気持ちを持ってしたのに、向こうは遊びだった、さらにその子に

"顔が好きだから"

そう言われて、ジミンは、恋愛をしなくなった。

よく聞くような、心に傷を負った、とかそういうんじゃないらしい。

アイドルだから、そんな肩書きで寄ってくる女の子たちを見て、自分もそのスタンスで接するようになったのだ。

ジミンは、面倒だからと、一晩で全ての女の子を切る。

あまり夢をもたせすぎないように、だけど、僕らに寄ってくる女の子たちも、アイドルと、有名な人としてみたい、そんな軽い気持ちだから、まあwin-winなんじゃないか、僕もそう思う。

そんなジミンが、切らないっていう女の子。

気になった。

どんな奴なんだっていうのもあるけど、

辛くないのかなって。