なにひとつ消えない君を（JM） (ページ14)

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TH「送るよ！」

なんて笑顔で言ってくるテヒョンさんだけど、初めましてのよくわかんない女と2人になるなんて、アイドルだよね？大丈夫なのかな？

TH「大丈夫、手は出さないから」

『いや、そう言う心配をしているわけじゃ、、』

結局断れずにテヒョンさんの車に乗せられる。

TH「僕Aちゃんのこと知ってるよ？」

『はい？』

初めて会ったアイドルに知ってるって言われる私の身にもなってくれ。

TH「ジミンが唯一切らない女の子、でしょ？」

あ、やっぱこの人、鋭い。

全部わかった上で、私に何か話に来たんだ。

『何ですか？』

だけど、別にだからなんだと言うのだろう。

遊んでるのを知ってて、それに対しては何も言わないくせ、切られていない私に何か用が？

そんな私の気持ちは表情に出ていたのかもしれない。

TH「話してみたいって思ってたんだ」

優しい顔で、優しいトーンでそう言うテヒョンさんの本心が、読めない。