ヒョンの大切な人。２ (ページ8)

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本気のきもち。ページ8

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「え……」

Aヌナは目を真ん丸に見開いて俺を見たあと、困った顔をしてうつむいてしまった。

「こんなこと急に、ごめん…………でも俺は、本気だよ

本気でAヌナのこと幸せにしたい。」

「それって…」

「うん。」

俺はAヌナの手を握り直して、膝が当たるくらい近づいた。

ヌナに俺の気持ちをちゃんと伝えたくて。

「俺…ヒチョリヒョンに言われたんだ。Aヌナはユノヒョンの大切な人なんだって。ヌナにとってもそうだよね。

二人を見てたらすぐにわかったよ(笑)」

俺が笑うと、顔をあげたヌナと目が合った。

「カッコいいヒョンと、可愛くて魅力的なAヌナ…誰がどうみてもお似合いだよ。

でも……ヌナのことを知れば知るほど、俺にとっても大切な人になってたんだ」

Aヌナのキラキラした笑顔が好き。

ヌナが笑うと俺は嬉しくなるし、泣いたら俺の胸が痛くなるんだよ。

「ヒチョリヒョンに言われたんだ『頑張ってもいいんだ』って。だから…………俺………ユノヒョンと比べたら俺なんか全然ダメだけど…………」

「………ふふ」

「ヌナ？」

小さく笑ったヌナの手が、俺の手の上にそっと重なった。

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