いじわるなオッパ。 ページ13
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何かあったら連絡してくる俺の妹。
ちょうど暇だったし、そういえばあんまりゆっくり話したことないなって思って俺から飯に誘った。
「何思い出してたんだよ…(笑)まさかお前ら…」
「やだ、何も思い出してないってば…」
顔を真っ赤にして否定するAが可愛くて仕方がない。
「キスくらいしただろ？」
キスと言ったとたんにAがそっと口元に手を持っていった。
目が泳いでる。
お前いくつだよ可愛いな(笑)
「で？どうなったんだ？」
可愛い可愛い俺の妹。
今日はオッパがゆっくり聞いてやるよ。
* * * * *
じっと私の話に耳を傾けていたオッパが、そっと呟いた。
「そっか…」
「うん。」
「2年待つのか？」
「うん、まぁ…それはドンへくん次第でもある…かな」
「…？」
「ユノもオッパもだけど、ドンへくんは世界中にファンがいて…」
「勉強したんだな。
最初は全然知らなかったのにな、俺たちのこと(笑)」
「へへ(笑)付き合うとか…簡単にはできないでしょ？素敵な女性も周りにたくさんいるだろうし…
それに…実はね、やりたいことがあって」
猫のような目で私を見つめていたオッパが、ふわっと笑った。
「俺は応援するよ。お前のことも、お前たち二人のこともな」
「ありがとオッパ…」
意地悪もたくさんしてくるんだけど…でも素敵なオッパなんだよね。
「さぁ、そんなことよりA…」
「へ？」
安心したのも束の間だった。
「キスした話を詳しく聞かせろ！」
固まった私を見て、オッパはケラケラと笑うのだった。
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作者名：しおぴー | 作成日時：2015年11月1日 2時
