【ナツキスバル】風邪2 ページ35
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なんかいいにおいがする
お醤油とみりんと…あとはなんだろう
優しい匂いだ…少しだけ食欲が湧いてくる。
熱もかなり引いてきたみたいだ。頭に氷嚢が乗ってる。気持ちいい…
「目ぇ覚めたか!?」
大きな声とともにドタドタと駆け寄ってくる。
「あ、昴…」
「お前なんですぐ電話出なかったんだよ!!…すげー心配したんだぞ…」
泣きそうな顔で言われたそれに、少し、まぁまぁ、結構、申し訳なくなった。
「お〜、うん、出られそうになくて、間違って通話の方タップしちゃったんだと思う…」
「間違わなかったら電話出なかったのかよ…!
ハァ〜…馬鹿なんだな、ホンット馬鹿だわお前…!」
大きな声でまくしたてられ、ちょっぴり腰が引ける。恐る恐る、彼に話しかけた。
「ごめん…怒ってる?」
「怒ってない。心配した。
死ぬとか聞こえたからまじで焦ったんだからな」
「ごめんね…」
「なんか床で倒れてるし、熱もすげーあるし」
「ごめん」
「はぁ…いーよ。お前が無事に気がついて良かった。お粥、作ったんだけど食えるか?」
「うん、氷嚢のおかげで熱も少し下がってきたから、なんとか食えそう」
「そりゃ良かった。あ、お腹がびっくりするから、ゆっくり食えよ。」
「うん…ありがとう」
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「」(プロフ) - 誰かナツキスバルのゆめしょ書いてよぉ…… (2022年9月24日 22時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - 新しい話ができ次第、前作のエピソードを一つ消す予定です。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - リアルのお仕事が死ぬほど忙しいです。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:「」 x他1人 | 作成日時:2021年9月15日 8時