【ナツキスバル】表情（現パロ） ページ33
「ん〜〜」
甘ったるい声に振り向けば、顔を紅潮させて項垂れる彼女の姿があった。
「おいおい、A顔真っ赤だぞ、お酒も程々にしないと」
デロデロに泥酔した姿は、最近では仕事続きであまり見られなくなっていたため、正直すごく興味深い。もっと見ていたい。これも自分が酒に強いからこそなせる技。
「ん〜？ん〜…
おひざ…おひざ…」
「ん？膝乗りたいの？」
「うん」
「ん〜…乗ってもいいからもう飲むのやめろよ」
「うん…」
(こいつかわいいな…)
Aがスバルの膝にちょこんと座ると、その臀部の感触が直に膝に伝わってくる。
小柄に見られがちのAだが、尻の曲線は成長途中の少女にしては大人びて見える。眠たそうにスバルに身体を預けていたAは、目の前の胸板に猫ように頭を擦りつけて甘えてくる。
スバルに一瞬邪な思考が頭を過るが、それを振り払って甘えてくる頭をなでてやる。
素直にスバルの手を受け入れ、気持ちよさそうに唸る姿はやはり猫のようだ。
「もういいか？そろそろちゃんとしたとこで寝ないと風邪引くぞ〜」
「ん、……じゃぁ……連れてって」
「んえ？」
Aはスバルに向かってスッと腕を広げる。
「ベッド、連れてって…」
「……」
「…？」
「……それ、今から俺と一緒に寝るってことでいいのか…？」
「い〜よ〜…」
「言質とったからな」
「…………」
「………？」
「……………ぐぅ…」
「寝たのかよ！
……いけね、あんまでかい声出したらAが起きちまうな。
さて……よいしょ」
膝裏と肩の付近に手を回しAの身体をひょいと持ち上げる。
「ん〜…ちょっと太ったかな。若干前より重い」
それも含めて可愛いけど
こんなこと起きてるAの前で言ったら怒られる。いや、逆に気にして無理に痩せようとするかも知れない。どっちにしろ何の良いこともないから言わない。
「いや、いいことはあるか」
怒った顔が見れる。
「まぁ、Aのいろんな顔は見たいけど、あんまり喧嘩はしたくないしな。
今は寝顔でも、楽しんどきますか」
すぴすぴと眠るAの寝顔を眺めながら、「何かレムの気持ちも分かっちまうなぁ」なんてこぼして、寝室へと幸せな重みを運んでいった。
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「」(プロフ) - 誰かナツキスバルのゆめしょ書いてよぉ…… (2022年9月24日 22時) (
レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - 新しい話ができ次第、前作のエピソードを一つ消す予定です。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - リアルのお仕事が死ぬほど忙しいです。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「」 x他1人 | 作成日時：2021年9月15日 8時
