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【ナツキスバル】失くし物2 ページ4

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竜車に着き、彼を支えながら二人で腰を下ろす。

「すみません、御者さん、騎士団の詰め所までお願いできますか?」

「はいよォー」

威勢の良い声が聞こえ、竜者が揺れ、動き出すのを感じた。隣の彼は少し疲れているようだ。目蓋が降り始めている。

「眠いなら、全然寝ちゃってもいいからね。肩も貸すし。着いたら起こしてあげるから。」

「んあ……、あ、すみま……、いえ、何から何まで…ありがとうございます。」

「ん、大丈夫だよ。ほら、おやすみ。」

「……その前に……どうして君は、初対面の俺に親切にしてくれるんだ…?」

「君が困っているように見えたから、ってだけだよ。深い理由もないし。
私も独りぼっちで困ってた時期があったから、それだけ。」

「そう、なんですか……

そういえば、俺と会う前、何か用事とかあったんじゃないのか…?」

「それは……、大丈夫だよ。

……それより少し遠くなるから、ちゃんと寝ておきな。」

「分かった…。もし、俺のケガ直し終わったら、君の、用事…手伝わ、せて………。」

そう言って、彼は私の肩に寄りかかって眠った。

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「」(プロフ) - 誰かナツキスバルのゆめしょ書いてよぉ…… (2022年9月24日 22時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - 新しい話ができ次第、前作のエピソードを一つ消す予定です。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)
「」(プロフ) - リアルのお仕事が死ぬほど忙しいです。 (2022年5月21日 15時) (レス) id: 4fb2260fe5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:「」 x他1人 | 作成日時:2021年9月15日 8時

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