【レム】失明2 ページ9
「レム」
「は、はい…」
「……レムは、私がレムを感じ取れなくなっても、ずっと一緒にいてくれる…?」
精一杯可哀想な女の子を演じる。貴女に私を見つめてもらうためよ、レム。
「!!、悲しいことを言わないでください!!レムはAちゃんがレムを感じられないだなんて嫌なんです…!
レムが…レムが一生をかけて、Aちゃんを救います…!!
だから、悲しまないで…!」
「レムは、Aちゃんが好きなんです!愛してるんです…!大切なんです…!」
そうよ、そうして私のことだけを見て。かわいい、かわいい、私のレム。私の汚い感情なんてなんにも知らないで、純粋さを結晶にしたような愚かでかわいいレム。
「私も、レムがすき。大好き。好きだよレム。一生そばにいてね…」
レムはみんなに私の状況を説明するため、私の部屋から出る。
扉に手をかけながら、「安静にしていてくださいね」と優しく声をかけた。
扉がパタリと閉まる時、「これで、Aちゃんはレムだけの…」そう小さく聞こえたのは、気のせいなのだろうか。
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作者名:「」 x他1人 | 作成日時:2021年4月16日 22時