[女性向け] 短編夢小説リゼロ (ページ32)

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【ナツキスバル】両親（本編開始前　ifルート、年上）ページ32

スバルのご両親に、付き合っていることがバレた。

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　別に、これがスバルの同級生とか、先輩後輩同士とかならいい。

　だが、私は社会人だ。スバルはまだ高校生。義務教育は終えているものの、まだ子どもと言える年頃。未成年淫行。言い訳するなら、淫行という淫行はしてない。あなた方の息子さんとは清いお付き合いをさせて頂いているのです。

　………とひたすら語ったが、状況は変わらない。

　とにかく今日、大切な彼氏のそのご両親から、そのことについてお話があると呼び出されてしまったのだ！！！

　どうしよう…、本当に淫らなことはしてない。本当に…。でも信じてもらえるだろうか。

　そもそも、二人の出会いはほとんど偶然のようなものだった。私が仕事でかなり大きめのミスをした日、帰りの道中になんとなく何もかも辞めたくなって座り込んでしまっていた私に、コンビニ帰りの彼が話しかけてくれたのが始まり。

　そこからいろいろあったが、彼が不登校児だったこと、いろいろな負い目があることなど、少しずつ彼について知っていき……、その後も色々あったものの割愛させていただくが、そんな感じで少し前から恋仲になったのだ。

　だが、もうそれも今日でおしまいだ…！！
まだ会ったことのない彼のご両親に、妄想の中で説教をされながら、私はうなだれていた。

　だがしかし……色々考えたけど、彼のこれからの人生を考えれば、至極当然かもしれない。

　もっと若くてかわいくて、思いやりのある女の子と正当にお付き合いして、ちゃんとした大人になってくれた方がずっと良い。
　こんな生き遅れババァに、ずっと付き合わせるのは、あまりに無益に等しいというものだ。むしろ害すらある。

　ぐるぐるとそんなことを考えながら、私はスーツに着替えて、彼の家へと向かう支度を整えていった。