〈��20〉夜の『tiger』【真由香Side】 ページ22
真由香「誰よ……アンタ」
？？「まぁそんなに警戒するなって!!
ところでお前、花園小学校のなんとか真由香だろ？」
真由香「そうだけど……何で知ってるのよ」
太雅「俺は赤崎太雅。花小の隣にある、『聖道小学校』の６年だよ」
―――赤崎太雅……聞いた事がある。
確か聖小の番長として有名で、学校をサボり、夜にはその辺をほっつき歩く……
まさに、これ以上の者がいないほどの『問題児』だと聞いていた。
太雅「お前、今日花小で面白いコトしてた奴だよな？
俺、見てたんだぜ。
……ちょっとだけな？」
真由香「……それで？
そんなアンタが、私に何の用なの？」
太雅「さっきの話も聞いてたけど、お前……まだやり足りないのか？」
太雅は、私の前に躍り出ると、微笑みながら問いかけてきた。
真由香「まぁ、あんな所で見つかって、何もせずにはいられないでしょ？
ただ、一緒にやってた子、結局戻ってっちゃったのよね……」
太雅「じゃあさ………
俺と一緒に、なんか組まないか？」
真由香「……どういう事よ？」
太雅「つまりさぁ、俺とお前で奴らに仕返しする、的な奴だよ!!
……どうよ、やる気になったか？」
真由香「そうね、アンタが私を裏切らないって断言できるなら……
付き合ってあげてもいいかもね。」
太雅「よし!!それで決まりだ!!
それなら、明日から案考えようぜ!!」
真由香「そうね……
というか、私明日からどうすればいい？学校なんて、もう行く気ないし……」
太雅「とりあえず今日は、家に帰って、お母さんに普通に接していればいい。
そんで明日の朝、学校に行くふりして俺の家来いよ」
真由香「それが一番かもしれないわね。
いいわ、その案に乗ってあげる」
太雅「それじゃ、決定だ!!
明日の朝、近くの雑貨店前でうろついてるから、適当に声かけろよ!!」
そう言って彼は、わざと人通りの少ない路地に入って行き、闇に姿を消していった。
――――――帰るか。
私は、彼と同じように細い路地へと入って行き、自分が長らく住んでいた『家』に帰るのだった。
〈��21〉翌日。【和音Side】→←〈��19〉ついに止まった歯車【真由香Side】
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢羽 - 眼帯さん» ありがとうございまああああああす!!ヤバい超嬉しいです!! (2012年12月25日 20時) (
レス) id: 1cfdb1639c (このIDを非表示/違反報告)
眼帯 - この小説感動しました！！結構考えさせるお話ですね！ (2012年12月24日 15時) (レス) id: 167ee3fe6b (このIDを非表示/違反報告)
眼帯 - どうも、夢羽さん。 (2012年12月24日 15時) (レス) id: 167ee3fe6b (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - トンカツさん» ひぃ、オリジナル小説初コメだぁ!!ありがとうございます!!ｇｄｇｄですが、これからも頑張っていきたいと思います!! (2012年10月29日 22時) (レス) id: 1cfdb1639c (このIDを非表示/違反報告)
トンカツ - おもしろいです (2012年10月5日 22時) (レス) id: acabe246d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢羽 | 作成日時：2012年1月30日 22時
